うすーいとあるコーティング技術によって、冷房いらずの夏がくる

うすーいとあるコーティング技術によって、冷房いらずの夏がくる 1

…かも、よ。

寒い、急に寒くなってしまいました。毎年のことなのに、冬になると半袖を着ていた自分が信じられなくなります。暑いってなんだっけという気持ちに。そんな寒空の中、大変恐縮ではありますが、未来の冷房の形が変わるかもっていう話です。

夏のオフィスと言えば、外気の暑さはもちろんのこと、室内で人やパソコンから発せられる熱も敵となります。冷房はフル稼働で温度を下げることに一生懸命。が、スタンフォード大学が開発する、とあるうっすーーーいコーティングを建物に施すことによって、冷房管理が劇的に効率化されるとかなんとか。

スタンフォード大学の電気エンジニアリング部の研究員が開発した新素材は、太陽光を跳ね返し、室内の熱も外に放出し温度を下げるというえらい優れものです。研究者はこれを、ダブルパンチの光子放射性クーリングと呼んでいます。その素材とは、厚さたった1.8ミクロンのアルミホイルよりもうっすーいコーティング。これは、二酸化ケイ素と酸化ハフニウムの7つの層が、銀の1層の上に乗っかっているという、8つの層からなる構造でできています。それぞれの層で厚みが異なり、建物内部の発熱と同じ赤外線周波数に合わせてあるとこのと。なんだか、小難しい話ですが、つまりは、各層の厚みを変えることで、内部の熱が外に出て行きやすい構造になってるということなんですって。加えて、このコーティング素材は反射率も超一流。97%もの太陽光をコーティング表面で跳ね返すことができます。

一流の跳ね返しと、内部の熱を外に逃がす構造。この熱に対するダブルパンチによって建物内部の温度を下げる大きな役割を果たすことができます。現在、この素材をスプレーのように物体表面に吹き付ける方法を開発、模索中。開発に成功し、コスト削減も実現できれば、未来の冷房に一役かう夢のコーティング素材となります。省エネにもつながるってもんです。がんばれ、研究員!

source: Stanford

Jamie Condliffe - Gizmodo US[原文

(そうこ)