米空軍、よく考えずドローン購入で1兆円超を浪費か?

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最新軍備巨額の予算はつきものなんでしょうけど……。

「MQ-1」ことプレデターや「MQ-9」ことリーパーなどの最新鋭の無人偵察機(ドローン)には、購入や維持に膨大な金額が費やされていますが、このほど米国防総省が独自に実施した調査の報告書から、ドローンをめぐる無駄づかいがヒドすぎるのでは? そんな指摘がリークされて波紋を呼んでいるようです。

長い航続距離と高い監視能力および攻撃能力を持つリーパー

英国の日刊紙「The Guardian」が入手に成功したとされる同調査報告書によれば、現在、米空軍が導入を計画している無人飛行機は401機に上るものの、その中には導入の経緯や使途が不明なものも少なくないとの指摘が出されているんだとか。例えば、46機ものリーパーが配備の正当性などを十分に議論されることもなく無駄に購入されて余ってしまっており、88億ドル(約1兆350億円)もの巨額な血税が浪費された可能性が高いとまで糾弾されているとのことですよ!

なお、当然ながら、この米国防総省の指摘に対しては、米空軍側からも激しい反論が飛び交っています。そもそも現在の導入計画では346機の無人飛行機しか新規に購入する予定がなく、同調査報告書に挙がる数字の正確性に疑問を呈しているほか、必要以上に購入されたと糾弾されている46機のリーパーに関しても、その関連で90億ドル近い税金が浪費されたとの見積もりは大げさで、実際は5億9340万ドル(約700億円)のみであると反論しているそうですね。

どちらにも言い分があるため、実際に浪費された額の正確な特定はできないのかもしれませんが、最先端装備をめぐる軍事費膨らみはハンパなものではないため、十分な検証もなされないまま税金がドンドンと浪費されていく事態だけは避けてほしいというのが、どこの国の納税者にとっても本音となるでしょうね~。

source: The Guardian

Adam Clark Estes - Gizmodo US[原文

(湯木進悟)