Bang&Olufsen、33万円の巨大iPodを発明

2015.01.14 20:00
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Bang&Olufsenが新しく発表した「BeoSound Moment」、なんだかすでに懐かしい見た目ですね。

アルミニウムとガラスでできたこの「まな板」は、一言でいうと「宅内でワイヤレスな音楽環境を楽しめる巨大なiPodみたいなもの」です。ひと財産をつぎ込む勇気がいるお値段なので、一般人にはなかなか手出しできません。でも、そのぶん魅力的な設計も多くなされています。

BeoSound Momentは、NAS(ネットワークストレージ)上の音楽はもちろん、普段利用している音楽サービスもひとまとめにしてくれます。そう、これだけのサイズがあるにも関わらず、機器本体にはローカルのストレージ領域がありません。なお、ローンチ当初に対応する音楽サービスはDeezerやTuneIn Radioあたりですが、将来的にはファームウェアのアップデートを通して利用可能なサービスが随時追加されていくようです。


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この製品は、音楽を素早く扱えるように設計された二面インターフェースを搭載。オーク製の背面には小さなタッチ感応コントローラが刻み込まれ、音楽の再生や停止、ボリュームの調整がサッと操作できます。またこの「素早さ」が十分活きるよう、同企業は「Pattern Play」を呼ばれるテクノロジーを開発しまして、私たちが一日のうちのどんなときにどんな音楽を聴きたくなるか学習してくれるんですね。

だから、朝起きて寝ぼけたままタップしても、朝食のときにはお気に入りのソフトロックを再生。また、仕事の後ならその日のストレスを解放するデスメタルで迎えてくれるでしょう。BeoSound Momentは、使えば使うほどユーザの習慣に寄り添った賢さを手に入れていきます。

ちなみに、手に持って使わないときは聖書台のようなスタンドに鎮座しているBeoSound Moment。大きさはiPad Airより少し小さいくらいです。


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BeoSound Momentをひっくり返すと、iPodについているようなタッチ・ジョグホイールつきのタッチスクリーンタブレットとして扱うことができます。いい加減しつこいのは自分でも分かってるんですが、iPod製品の影響について言及せずに、この製品のデザインを説明することはなかなか難しいと思われます。

基本的なユーザ・エクスペリエンスは、アップル専売の音楽インターフェースを見たことがある人ならとても親しみを持てるでしょう。ライブラリ、アーティスト、ジャンル…といったものもあります。

でも、ユニークな機能も一つありました。それは色に呼応した音楽ムードセレクタ。この機能では、セレクタを赤いほうにドラッグすると激しい音楽が流れ、青いほうにドラッグするとチルアウト・ミュージックが流れます。



BeoSound Momentは、Bang&Olufsenのワイヤレススピーカと一緒に使えるように設計されていますが、もし既に大きくて高価なシステムを自分で持っているなら、そのシステムと統合するという選択肢もあります。驚くことでもありませんが、既存の構成を使うことは少なくとも可能です。ちなみにBeoSound Momentを自宅に導入するには、2,800ドル…およそ33万円かかります(!)。

一般的な人の購入を妨げるなんてバカげてるようにも見えますが、ユーザ・エクスペリエンスの設計はたしかに便利そうではあります。自分の好みを「学習」するインテリジェントなオーディオシステムがどこにでも現れる…そんな世界をBang&Olufsenは実現しました。すべてのストリーミング音楽サービスが、私たちの聴きたかったタイミングで聴きたかった曲をかけてくれたらすごそうですね。


source: Bang&Olufsen

Mario Aguilar - Gizmodo US[原文
(Rumi)

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