会社用FB「Facebook at Work」で、担当者探しの旅が終結?

会社用FB「Facebook at Work」で、担当者探しの旅が終結?  1

マーク・ザッカーバーグも使ってる社内SNS。

大きな会社って、何かの担当者を探すのも一苦労になります。たとえばある商品担当の人と話がしたいとき、企画と生産と販売でそれぞれ担当が分かれていたりして、さらに販売担当は異動になったばかりなので過去のことは他社に出向した元担当者に聞かないとわからないとか、そういう事態がありがちです。私のOL時代、同僚がそんな担当者探しを「ドラクエ」と呼んでいましたが、まさに「ひとあしちがいであった。おうじはいまごろローレシアのおしろにむかっているはず」みたいなことの連続でしたね…。

会社がそんな風に「誰が何してるかわからない」状態になってきたときに使えそうなツールをFacebookがベータ公開しました。それが「Facebook at Work」で、ウェブとiOSアプリから使えます(日本ではまだ使えず。Android版も準備中)。簡単にいうと、Facebookのシステムを社内SNSとして使えるようになるみたいです。開発責任者のLars Rasmussen氏はTechCrunchに対し、社員数100人以上の会社がターゲットだと言っています。

具体的に何ができるかというと、社内掲示板的なニュースフィードへのポストや、個別・グループでのチャット、会社全体へのイベント通知などです。そして従来のFacebook同様のプロフィールページがあり、そこで個々人のスキルや担当業務などが確認できます。個人用Facebookアカウントを持っている人でもそれとは別に仕事用アカウントが発行されますが、ふたつをリンクさせることもできるそうです。

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社内SNSツールはすでにいろいろありますが、ニュースフィードの表示方法にFacebookの技術が生きてきます。たとえば「ゴミの分別を徹底しましょう」というポストより(それも大事ですが)、「明日は大雪だから休んでもいいですよ」というポストを優先的に表示してほしいですよね。というわけで、前出のRasmussen氏がWiredに語ったところによると、たくさんの人が勧めているポストとか、自分と交流の多い相手のポストが上位表示されるようになっているそうです。

ただちょっと注意なのは、個人用Facebookと微妙に違うところです。たとえば、今のところポストするときに共有範囲の細かな設定はできず、ニュースフィードにポストしたものは全社員に見えてしまいます。「部署内だけ」とか「管理職立入禁止」とかあったら便利そうですが、そういう設定はないので、隣の部署の課長の「カチャカチャカチャッターン!」が気になるとかの話題は別のところでしたほうがいいようです。また個別メッセージであっても管理者には何でも見えてしまうので、そもそも個人的な話はしないほうがいいのかもしれません。

とはいえ、多くの人が使い慣れたFacebookのインターフェースで社内情報が確認できるのは便利だし、楽しく使えそうですね。この手のツールはみんなが適度に使わないと意味がないので、既存ユーザーがたくさんいるってことが強みになりそうです。Facebook内部でもこのツールを10年ばかり使ってきたとのことなので、どんどん大きくなっていく会社を支えてきたっていう点でも説得力があります。

Facebook at Workを使うには、会社としての申込が必要で、こちらから可能です。ただし現在のところベータ提供で、価格体系なども未発表です。TechCrunchでは、「有料で使う企業には広告表示なし、無料で使う企業には広告表示ありで提供するかもしれない」と言っています。

「うちの会社でぜひ検討してほしい! でも、こういうのって誰に言えばいいんだろう…」と思われた方、Facebook at Workを導入すれば、こんなとき迷わないで済むのかもしれません。

source:Facebook at Work via TechCrunch(12)、Wired

(miho)