クリミアのデベロッパーはアプリが売れない! 米経済制裁の影響

クリミアのデベロッパーはアプリが売れない! 米経済制裁の影響 1

思わぬ一撃です。

ロシアに併合されたクリミア地方。昨年12月19日、オバマ大統領がこのクリミア地方に対し、経済制裁を行うという大統領令を出しました。本当の狙いはロシアのプーチン大統領の懐をさみしくさせることだったわけですが、思わぬところに影響が出ています。クリミアのアプリデベロッパーです。

経済制裁は、アメリカとクリミア間の「品物、技術またはサービス」の輸出入を禁止するというものでした。これを受け、アップルは、デベロッパー登録を終了する旨を記したメールをデベロッパーへ送っています。

企業レベルでクリミアへの経済制裁を発動したのは、アップルだけではありません。ゲーム配信サービスSteamを運営するValveクリミアでのサービスを停止したと伝えられています。ややこしい政治問題のせいで、クリミアの人たちは「Call of Duty」をプレイできないのです!(Steamで、ですが)

さらに、数日後。グーグルもこれらの動きを追随しました。TechCrunchがグーグルの担当者に確認したところ、クリミアではすでにAdSense、AdWordのブロックが始まっており、2月1日からはGoogle Playも使用できなくなるとのことです。しかし、検索、Gmail、マップ、Google+は引き続き使えるとのことで、クリミアの人たちは少しほっとしたかも。ともあれ、今後、このように制裁を実行に移す企業は、どんどん増えていくのでしょう。

さて、経済制裁の対象となってしまったクリミアのデベロッパーたちですが、ロシアやウクライナの住所を登録するという一応の対処法をとっているようです。したたか! 国際問題が私たちの生活に影を落とすというちょっと憂鬱なこの事件。いつでも、どこでも、等しくテクノロジーの恩恵を受けるためには、紛争の解決が最優先だということでしょうか。

アップルからのメール。これがいきなりきたらびっくりする…

source: TechCrunch, Russia Beyond The Headlines

Chris Mills - Gizmodo US[原文

(conejo)