「音」を聞くIoTデバイス登場、Cerevoとパナソニックが共同開発

「音」を聞くIoTデバイス登場、Cerevoとパナソニックが共同開発 1

デバイスのボタンを押さなくても「」だけで、いろんなものがコントロールできるように。

日本のスタートアップ「Interphenom」から、音を認識するクラウド型リスニング・デバイス「Listnr」が登場。アメリカのラスベガスで開催されているCES 2015に出展、そしてKickStarterで資金調達を開始しています。

Listnrはネット接続機能マイクを搭載した小型のデバイス。録音した音声をクラウド上にある音声認識エンジンに送信し音声を解析してくれます。特定の音声を認識した時に、Listnr本体のLEDが光ったり、スマートフォンアプリに通知したり、スマート家電の操作を自動的に行なってくれる…というのが基本的な機能です。音声認識エンジンはパナソニックの技術を採用、製品はスマート家電メーカーのCerevoが共同で開発しています。

現状「Listnr」でできる事として、1つは乳児の泣き声から「泣く」「笑う」「叫ぶ」「喃語(乳児が発する意味のない声)」といった 4 パターンの感情を認識してスマートフォンアプリ上のアイコンで乳児の感情を通知する機能、もう1つはスマートフォンからコントロールできる照明システム「Philips hue」を指をパチンとならすフィンガースナップ音で点けたり消したりできる機能の2つ。

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この2つの機能だけだと、一般ユーザーにとってはそんなに実用的じゃないかな?という気もしますが、APIを公開しているのでデベロッパーはListnrに対応した製品やサービスを開発できるそうです。Listnerの「リアルタイムで音を録音してクラウドにアップして音声認識してくれる」特性を活かしたスマート家電、Webサービス、アプリなどなど、可能性は広がりそうですね。

ホームオートメーション、IoTな製品がどんどん世の中に溢れてくる中、「音」がインターフェースになるデバイスは今後も増えそうです。2014年末に登場したAmazon Echo(ただし米国のみ)もそうですよね。

スペックは、高さ68mm、幅112mm、奥行き68mmで小さめ。重さは100g前後(未定)で、給電は専用ACアダプター、またはUSBで可能。対応OSは、現状iOS 8以降とのこと。KickStarterでの支援価格は、99 ドル(約1万1,700円、限定150個)からとなっています。

ちなみにListnerは、植物や自然をモチーフに様々なコミュニケーションプロダクトのデザインを手がけるボタニカルデザイナーの江原理恵さんのアイディアから生まれた製品とのこと。

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「音を使ったコミュニケーションデバイス」というコンセプトを実現したいと考えた江原さんが「DMM.make AKIBA」に相談、DMM.make AKIBAに入居するCerevoとABBALabが江原さんと打ち合わせの場を持ったことから、Listnrプロジェクトがスタート。さらにListnr開発チームとしてCerevoのメンバーも参画し、Cerevoの中山浩一さんが代表となる形で、Listnrを開発・生産するハードウェア・スタートアップ「Interphenom」の設立が決定したそうです。

source: Listnr by interphenom

(mayumine)