トヨタ、レクサスにも燃料電池車「MIRAI」のラインナップを拡大?

トヨタ、レクサスにも燃料電池車「MIRAI」のラインナップを拡大? 1

燃料電池車のスピード普及なるか。

昨年末にトヨタから発売された水素燃料電池自動車「MIRAI」。当面の課題は、その特許技術を無償提供してでも、燃料電池車の普及を加速させ、さらなる燃料ステーションの配備など、対応インフラの充実を図っていかねばならないことにあるでしょう。プリウスがハイブリッドカーの代名詞として成功を収めているように、MIRAIが知名度も人気も売行きもアップしていきますように……。

そんな願いを実現させるべく、トヨタは水素燃料電池車モデルのラインナップを、高級ブランドのLEXUS(レクサス)へも早期に拡大する計画であるとの噂を、オーストラリアの自動車情報誌「Motoring」が報じています。どうやら「Lexus LS」シリーズへ、トヨタがMIRAI向けに独自開発したようなToyota Fuel Cell System(TFCS)の燃料電池システムを搭載し、新たな「Lexus LS FCEV」のラインナップがそろう可能性が高いんだとか。

もともとは高級ハイブリッドカーに位置づけられるLexus LSへ、MIRAIのシステムをそのまま搭載するのはデザイン的に厳しいものがあるため、Lexus LS FCEVはフロントエリアを大幅に改良。こうして電気系統の冷却スペースを十分に取ることで、燃料電池ユニットをフロントシート下部へ、水素燃料タンクをリアシート下部および後方に配置可能になるとの内部関係者の話が伝えられています。この設計構造がうまくいけば、Lexus LS FCEVは、現行のLexus LSシリーズよりも車体重量が軽くなり、十分に水素燃料電池車としての性能も発揮できるんだそうです。水素燃料タンクを満タンにした状態で、最高384kmの連続走行が可能との見通しまで示されていますよ。

なお、Motoringは、他にも興味深い情報として、2020年までに水素燃料電池車の世界市場を、年間5万台の販売台数を記録する規模へと成長させるべく、トヨタはTFCS燃料電池システムを搭載するカローラクラウンを数年以内に発表し、さらにその後は大型SUVのモデルにも続けてラインナップ拡大が図られるだろうとの談話が紹介されています。この流れが本当ならば、これから、どんなふうにFCEVなるカテゴリの浸透が社会へスピーディーに進んでいくのか、とても楽しみな展開にもなっていきそうですよね。

source: Motoring

(湯木進悟)