Moogの巨大モジュラーシンセ、復刻版登場で延命

Moogの巨大モジュラーシンセ、復刻版登場で延命 1

Moogが今回新しく発表したモジュラーシンセサイザーは全く新しモノではありません。それはもともと1973年にリリースした巨大なハードウェアの復刻版。これは文字どおりのビッグニュースですね。なにしろブツがデカい。

最近のMoogといえば、Minimoog VoyagerやPhattyのように比較的コンパクトなオールインワンのシンセメーカーとして知られていますよね。でも、以前はロードレディー・ケースに入れて持ち運ぶようなシンセが標準的で、Moogは歴史上で最も伝説的な電子音を出すモジュラーシステムを大量生産してきた立役者でした。

近年、オールドスクールに属するこうしたモジュラーシステムは、熱狂的なファンで満たされた専門的なカルチャーという形で復活を遂げています。

今回の復刻版は、キース・エマーソンの伝説的なモジュラーをMoogが3年間かけて慎重に再現したプロダクトとなります。System 55System 35はどちらもキーボードにビルトインされたモデル。前者は音作りのために36個の独立したアナログ・モジュールを、後者は22個のアナログ・モジュールを搭載しています。一方、Model 15は各地を飛び回るアーティストのために比較的「持ち運び」やすい設計となっています。また、いずれもオリジナルの図面から手作りで構築されています。

Moogの巨大モジュラーシンセ、復刻版登場で延命 2

とはいえ、古い型のモデルの帰還は永遠というわけではありません。忠実に再現されたMoogのモジュラーシンセは超限定生産で、シンセの歴史における特大モデルを所有するためには、かなりのお金を積まないといけないようです。

55台の限定生産となるSysytem 55の値段はひとつ3万5,000ドル(約412万円)、System 35は2万2,000ドル(約259万円)、そして150台限定のModel 15は1万ドル(約118万円)となります。

なお、Moogはこの大きなシンセ復活を記念して大作動画を公開しています。

Mario Aguilar - Gizmodo US[原文

(Rumi)