Napsterが音楽業界を変えた「2000年」を振り返る

Napsterが音楽業界を変えた「2000年」を振り返る 1

ニューヨーク・タイムズの「レトロ・レポート」は2014年末、Napster登場に関する興味深いショート・ドキュメンタリーを公開しました。みなさんは2000年当時のことを覚えていますか? 僕らが音楽著作権を無視していたあの頃を。

このドキュメンタリー動画が扱った最新インタビューで最も興味深い内容の一つは、ユニバーサル・レコードの元副社長の発言。彼は、音楽業界全体がデジタル・ミュージックへの移行から背を向けていたことは基本的に認めざるを得ないとしています。強気だった彼らは、裁判所がNapsterよりも音楽業界側につくと分かっていました。しかし「音楽共有」をなかったことにする方法など存在しないということは理解していなかったといいます。

「我々は裁判所が『君たちにそんなことをする権利はない』と判決を下すことを正確に予測していたので、そうなればユーザも音楽共有という行為を止めるだろうと、やや過信していました」と語るのはAlbhy Galuten氏。「我々は消費者の選択、つまり著作権に対する敬意の欠落を本当の意味で因数分解できていませんでした。匿名ユーザは寄ってたかって音楽共有しようとしましたし、その流れは止められないという事例になったわけです」

2万人を法的に訴えた後、音楽業界は必死の抵抗も虚しく最終的にはデジタル時代へ突入。キラキラ光るプラスチック製ディスクの販売既得権を所有していた者たちの顔からは、明らかに笑顔が消えていました

うーん。これはぜひ、訴えられた側を追跡した動画も観てみたいですね。流通の独占状態に対して、どのくらいの人々がこの産業を荒廃させたのか。この動画は本シリーズの「最終回」ということですが、いつか新シリーズで消費者側への突撃も期待したいところです。

このショートドキュメンタリーはニューヨーク・タイムズでどうぞ。

Image: 2000年10月31日のプレスカンファレンスに登場したナップスター創設者ショーン・ファニング氏 via Getty

Matt Novak - Gizmodo PALEOFUTURE[原文

(Rumi)