Oculus Riftの聴覚バージョンを実現したヘッドフォン

Oculus Riftの聴覚バージョンを実現したヘッドフォン 1

フランスの企業3D Sound Labsが、Neohという新しいヘッドフォンセットを発表しました。これは任意の映像からサラウンド音響を生成し直すことができる3Dサウンド・システム。しかし、Neohは私たちがこれまで見てきた類の3Dヴィジュアライゼーションに留まることなく、ヴァーチャル・リアリティに近い体験を提供してくれます。

このヘッドフォンは映像から音声を取得するソフトウェアと連携し、データをいったんデコードしてから3Dサウンドエンジン内でエンコードし直すという仕組みで動いています。これによって、仮想的な3Dサウンドに近い立体的な音が聴けるというわけですね。

しかし、ここから先がNeohヘッドフォンの本当の凄さ。そのヘッドフォンをかけたまま頭の向きを変えると、まるでOculus Riftをつけて景色を見ているときのように、音が頭の動きと相対的な位置を保ったまま鳴るんです。いつも聴いている音が、いきなり立体的な存在になる。映画館で立体的なサウンドを体験するのと同じ感覚がヘッドフォンで味わえるということですね。

3D Sound Labsの創設者によると、このヘッドフォンが生成した3Dサウンドを聞いたときに、不自然に聞こえないようにする必要があるそうなのですが、ほんの少しだけ試してみたところ、確かにヘッドフォンの効果がきちんと確認できました。頭を振ってもサウンドが空間的な配置を保っていますね。

ただし、心理音響の観点から納得できるかと問われると、まだ未知数かなという印象です。このヘッドフォンの必要性やギミックの潜在的な可能性についても、やや疑問符がつきました。

3D Sound Labsは、今月中にもNeohヘッドフォンのクラウドファンディングを立ち上げる予定。価格は3万円以下なら良いですかね〜。ちなみにこの製品は、今年の春ごろ出荷するそうです。

Oculus Riftの聴覚バージョンを実現したヘッドフォン 2

Mario Aguilar - Gizmodo US[原文

(Rumi)