まさかの腸内バクテリアでダイエット!

まさかの腸内バクテリアでダイエット! 1

年末年始、皆さんの胃腸はまだ元気ですか?

胃がもたれてるのに飲んで食べて、気づけば体重が新記録更新! 定着しないうちに体重戻さなきゃ…なんて人も少なくないはず。そんなあなたをバクテリアが助けてくれるんです。

バクテリアと聞くと、なんだかイメージが悪いですけど、実は体のために頑張ってくれているバクテリアも。私たちの体の中で生きているバクテリアたちは、胃が手に負えない食べ物を分解して上手に栄養を吸収できる状態にしてくれたり、ビタミンを合成してくれたりしているんです。そして、バクテリアはもう一つ興味深い仕事をしてくれるようなんです。

それは、バクテリアが繊維質を消化する際に排出された分子が、満腹感を与えてくれるというもの。

ダイエットに興味をもったことがある人なら、ダイエット本やネットで繊維質は消化に時間がかかり満腹感を持続させてくれるからオススメと推奨されたことがあると思います。これは、繊維質が膨らんでかさばるからとか、消化が遅いから血糖値が上がりにくいからとか伝えられていますよね。しかしながら、実は腸内バクテリアも満腹中枢を刺激するお手伝いをしていることが分かってきたんです。

New Scientistの説明によると、腸内バクテリアが繊維質を消化すると、プロピオン酸という脂肪酸が発生します。そのプロピオン酸は大腸にあるGLP-1とPYYという満腹ホルモンを生成する細胞を活性化させ、脳にもう食べるのをやめてと信号を送ってくれるんだそうです。

業界誌Gutで今週発表された論文によると、研究者たちが、その満腹中枢を刺激してくれるバクテリアの老廃物を粉末状にしたイヌリン・プロピオン酸塩・エステル(IPE)を生成することに成功し、太り過ぎの人と健康なボランティアを被験者としてIPEを接種してもらったところ、9~14%食事量を減らし、普通の繊維質だけを接種していた人たちよりも食事量をコントロールすることができたそうです。

バクテリアの老廃物というと、なんだか響きが悪いけど、既に私たちの腸の中に存在しているものの老廃物だし、そう考えればゲゲゲっというものではないですよね。

腸内バクテリアの働きはまだほんの一部しか明らかになっていませんが、この小さな小さな微生物たちのダイエット効果に期待したいですね。

source:New Scientist, Gut

Sarah Zhang -Gizmodo US [原文]

(junjun)