米警察官にボディカメラが装備。彼らの行動が映像資料として研究されることに

2015.01.08 17:00
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年末にバラク・オバマ米大統領は、法執行機関改善のために2億6300万ドル(約314億円)を費やす提案をしました。その中の7,500万ドル(約90億円)は、警官の身体に取り付けるタイプのカメラへのパートナーシップ契約に使われるようです。今年8月に米ミズーリ州で起きた警官による黒人少年射殺事件などを受けて、こういったことを未然に防ぐために警察官にカメラを付けるということのようですが、その撮影された映像は一体どうなるのでしょうか?

どうやらその映像は、研究のために大学に提供されるようです。

身体にカメラを取り付けるだけで、警察による市民に対する暴力が減るという研究結果もあるので、有用性が期待できそうです。加えて、撮影された映像からは、警察が業務をする中で実際にどういうことが起きているのか、どういった点を改善すべきか…など、さまざまなことがわかります。それを研究し、理解を深めるために大学の研究者たちへ映像提供がなされるようです。

Technology Reviewによれば、2015年にカリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)に対して50~100人の警察官のカメラ映像へのアクセスが許可されるとのことです。この研究の研究主任であるUCLAの人類学者Jeff Brantinghamさんはこう語っています。

我々が注意を向けるのは、物事が発展して極端な結果となって現れたものばかりで、それ以外のことについてはほとんど知る由がありません。危険な過程を得ても、最終的に大事にならないようなケースがそれです。なぜそのケースはそうなったのか? それが判れば、トレーニングにおいて非常に役立つことでしょう。

研究者たちはソフトを使い映像をカテゴライズし、「市民に話しかけている」、「歩いている」、「運転している」などに警官の行動を分別していくそうです。そうして分別した映像の中から、特定の映像を調べていき、どういう状況で何が起こったのかなどを調べ、分析していきます。これにより、判明したことを警察の運用に活かしていくのが目的だといいます。

最近もアメリカでは警察関連の悲しい事件が続きますが、これで改善されていくといいですね。


source: Technology Review
Jamie Condliffe - Gizmodo US [原文
(abcxyz)

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