カリフォルニアのエアコンは氷から。そんな時代が来るかもしれません

カリフォルニアのエアコンは氷から。そんな時代が来るかもしれません 1

ふと、扇風機と氷の組み合わせを思い浮かべました。が、これはもうちょっとスケールが大きいです。

サンオノフレ原発の廃炉を決定し、環境問題への配慮から天然ガス発電所の引退も検討しているカリフォルニア州。同州では電力供給を安定して行うために、これまでとは少しちがうエネルギー貯蔵方法の導入を検討しているようです。それから、大きい氷を作ってそれをエアコンに使う、とっても涼しそうで気持ちよさそうな計画も進められています。

写真にあるような風力タービンは、世間が寝静まって電力使用量が少なくなったときでも、風さえあれば昼夜問わず発電を続けます(これが夜間の電気料金が安い理由です)。夜に発電された電気を貯めておいて、必要なときに使うという方法はすぐに思い浮かぶのですが、地域で使われる電気を貯めておくための充電池を作るというのも、これまた大きな課題です。

ニューヨークタイムズによると、カリフォルニアの電力会社、Southern California Edisonはこの課題に本気で取り組むようです。同社はこれまでの発電所の廃止に伴う電力不足に対し、新たな発電所建設ではなく世界最大のリチウム電池を含む、新たな充電池の建設で対応することを決定しました。

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さらに興味深いのは、夏のカリフォルニアの電力使用量をはね上げるエアコンに、を使うIce Bearシステム。建物の屋上に設置されたIce Bearシステムは、夜間の電力を使用して450ガロン(約1,703リットル)の水を凍らせます。昼間、その氷が溶けるのを利用して、各部屋にエアコンの冷風を届けるという仕組みです。

これまで、Ice Bearシステムは比較的小さな場所に使われてきました。しかし今回のSouthern California Edisonによる計画は、これまでの導入事例を全部足してもそれを上回るほどの規模だそうで、このようなシステムの普及に一役買うことになるでしょう。

世界中にクリーンなエネルギーが一気に広まる原動力になるかもしれませんね!

Sarah Zhang - Gizmodo US[原文

(conejo)