アメリカ空軍ドローン部隊の人員不足が「限界点」に

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圧倒的に人手不足。

アメリカ空軍は、ドローン部隊の多すぎるミッションに対してクルーが足りておらず、人員不足が限界点に達していると認めざるを得ない状況にあります。

Daily Beast はこの度、航空戦闘軍団の大将、Herbert Carlisle氏が送信した内部通信メモを入手しました。そのメモの中で Carlisle氏は、アメリカ空軍のドローン部隊は限界に近づいていると述べています。軍内部の匿名希望者の見解もこの点に同意しており、次のように説明しています。

現状は限界点に達していますが、これまでも長い間ずっとそうだったのです。これまでと違う点は、その場しのぎの対応ではもう解決できなくなっているほど状況が差し迫ったということです。

こんな状況ではありますが、イラクとシリアでドローン部隊の需要が高まり続けているため、アメリカ国防総省としてはドローンを使うミッションを減らすことに乗り気ではない模様。Carlisle氏はメモの中で、「1回のドローン戦闘につき10人が配置されているが、緊急事態には配置人員が8.5人になる」と述べています。しかし、現在のほとんどのミッションでは、日々のオペレーションで1回の戦闘につき8人しか配置されておらず、緊急時の要員すら下回っている状況です。

戦闘部隊に人員を配置するため、ついにドローン操作のトレーニングセンターから人員を引き抜いているそうですが、それは現在トレーニングセンターには必要な人員の半分以下しかいないということを意味しています。その他のドローン要員は休暇をキャンセルし、トレーニングコースに出席することも禁止されています。その結果、パイロットが部隊を離れ始め、更なる負担が増えているとのことです。

ドローンを使うミッションを減らすか、ミッションのために人員を増やすか、いずれかの措置が必要のようですが、どうもデスマーチ感が否めませんね。そもそも、ドローン部隊が必要ない世界が訪れることを心から望みます。

source: Daily Beast

Jamie Condliffe - Gizmodo US[原文

(山田まり)