共和党がネット中立性法案を提出、規制強化を阻止したい模様

共和党がネット中立性法案を提出、規制強化を阻止したい模様 1

共和党の反撃! …はい、いつものアメリカの光景です。

上下両院の共和党議員が、ネット中立性保護に向けた法案を提出しました。この法案、米連邦通信委員会(FCC)の権限を削ぎ、通信業界への規制緩和を狙っています。案の定、金融や通信業界の支持を集めています。

米下院・エネルギー商業対策委員長、Fred Upton議員がこの法案の立役者です。Upton議員は、「この法案は、インターネットを規制する高圧的でややこしいアプローチからFCCを切り離すことで、インターネットサービスを利用する利用者と、雇用を生み出す投資家のどちらも保護している」と述べています。ちなみにUpton議員と、同委員会に参加しているLeonard Lance議員のふたりは、大手インターネットプロバイダーのAT&T、コムキャスト、ベライゾンの株主でもあるんです…。

さて、そんな通信業界に優しい法案がどんなものか、ざっと見てみましょう。

・ブロッキングの禁止

・スロットリング(速度制限)の禁止

・有料優先の禁止

・透明性確保の要求

・固定・無線への規則適用

・妥当なネットワーク管理手法の許可

・特化したサービスの許可

・消費者の選択の保護

・ブロードバンドインターネット接続を通信法で情報サービス(タイトルI)へ分類

・通信法706条による規制権限が与えられないことを明確化

・これらの原則をFCCが順守

最初の方はまあいいんですけど、最後の706条のあたり、FCCの権限を削ごうとしている魂胆が見え見えで、ちょっと気になります。この法案ですが、ホワイトハウスの担当者は出てくるだろうということを察知して、「新しい法律はいらない。FCCに任せよう」との見解を先に示して、ジャブを打っています。オバマ大統領は、インターネットプロバイダーを通信法第二編(タイトルII)での規制対象に再分類するべきだとしているので、真っ向から対立していますね。いずれにしても厳しい舵取りを迫られるFCC。2月にどんな結論を出すのでしょうか。

source: The Verge

Kate Knibbs - Gizmodo US[原文

(conejo)