ソーラーパネルだけで世界一周飛行。燃料補給はしないのに何度も着陸する理由とは

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全米横断飛行を果たした初のソーラー飛行機、初代ソーラー・インパルスの後継機として、燃料補給すること無く世界一周することを目標に設計されたソーラー・インパルス2。昨年の機体デザインの発表に続き、今回新たに飛行ルートが発表されました!3月に予定している旅の始まりに向けて着々と準備が進んでいるようです。

ソーラー・インパルス2の旅は、アブダビから始まります。でもご覧のようにその後は、アジア、アメリカ、南ヨーロッパ、北アフリカ、とちょこちょこと一時着陸しつつ飛ぶことになっています。

「燃料補給をせずに世界一周するんじゃなかったの?なんで着陸しちゃうの?」

と思ってしまうかもしれませんが、もちろん燃料を補給するための着陸ではありません。飛行機ではなく搭乗する人間に必要なことなのです。

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翼は約72メートル、重さは約2.3tの機体に装備されているのは、1万7,000のソーラーパネルと約942kgのリチウムバッテリー。時速約142kmでゆっくりと飛行するこのソーラー・インパルス2ですが、重さの制約があります。パイロットの為の補給品を補充し、廃棄物を降ろさないといけないために、数日ごとに着陸が必要となっているんですね。

順調に行けば、アブダビには8月初めにも戻ってこられる予定となっています。飛行中の外気温は−40度にもなる一方、コックピットには暖房設備はなく、加圧されてもおらず、人間のパイロットにとっては快適とは言えなさそうな環境になっていますが、数日ごとの着陸で元気を取り戻しながら無事に世界一周を成功させてもらいたいですね!

source: Solar Impulse via BBC via Engadget

Jamie Condliffe - Gizmodo US [原文

(abcxyz)