掟破りの充電式。人間をダメにするインナーダウン

掟破りの充電式。人間をダメにするインナーダウン 1

まさに人間をダメにするダウンベスト。

2012年の冬あたりから人気を呼びはじめたインナーダウン(※)。当時は重ね着の順番が逆じゃありませんかと珍しがられたりしたものですが、今年はビームスからユニクロまで各ブランドでラインナップされるほど一般的なワードローブのひとつとなりました。

その快適さは一度使うと病みつきなものの、個人的にはより暖かく、軽装を可能にする手法をライフワーク的に探していたところ面白げなギアを発見。Highland Park(ハイランドパーク)というファッションブランドから発売されているサーモブリットベストです。充電式のバッテリーを内蔵し、スイッチを入れると背中のマイクロカーボンファイバーヒーターが熱を放つというシステム。

掟破りの充電式。人間をダメにするインナーダウン 2

電熱式というとちょっとものものしい感じですが、スポーツメーカーのミズノが、雨中での使用など、さまざなテストを行って採用したものなので安心できます。バッテリーを外せば手洗い可能なのも高ポイント。

掟破りの充電式。人間をダメにするインナーダウン 3

胸ポケットの内側にボタンがあり、スイッチを入れると最大6.5時間発熱。温度も強・中・弱の3段階に調整できます。

約3秒長押しでON/OFF切り替え、スイッチONで赤色が点滅。使い始めは「強」による急速加熱でわずか約10秒で速暖。後に「中」に自動変更。胸のスイッチ一つで全ての操作が可能です。「中」で十分に体が暖まったらスイッチを切ってしまい、あとはこのベストのもうひとつの特徴であるミズノが独自開発した水分で発熱する機能素材「ブレスサーモ」で体温を維持できます。都内の街着としてはこれで十分すぎるほど。ちなみに現在、ショッピングアプリ「Origami」ではセール販売されているようですよ。

...とここまで書いてなんですが、このサーモブリットはいったんその魔力を知ってしまうと、外出時はおろか、寒い自宅やオフィスでも着たままになる中毒性が難点。就寝時にもパジャマの上に重ね着してしまうありさまです。最終的にはこれなしで生きていけなくなってしまう “人間をダメにする” ベスト。ご利用は頻度を守って、計画的に。

※ダウンジャケットは正確にはダウンフェザー(羽根毛、羽毛)を詰め物としているもので、機能素材を使用したものは正しくは“中綿ジャケット”となります。広くダウンを使用していないものもインナーダウン、ダウンベストと呼ぶケースが多くなっているので、ここでは便宜的にその呼称とします。

source: サーモブリットHighland Park

(尾田和実)