発売前からApple Watch無敵説。血糖値だって測れる

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みんなワクワクでしょうがないApple Watchのリリースが、いよいよ再来月というところまでやってきました。

そのデザイン性もさることながら、アプリ開発者たちがどんどん有能なアプリを発表していて、比例して期待値も上がるばかり。例えば、車と連動したアプリや、ToDoリストを作成できるアプリなんかもそのひとつですが、今度は健康管理ができるアプリが注目を集めつつあります。

アプリを開発したのは糖尿病患者のためのモニターを作っているDexComという会社で、これによってApple Watchを手首に装着していれば簡単に自分の血糖値を計測・確認できるようになるというもの。DexCom製の極薄のセンサーを皮膚下に埋め込み、そのセンサーによって5分ごとに読み取られた血糖値がApple Watchのディスプレイに表示されるという仕組みです。

DexComはCES 2015にて、既存iPhoneアプリの画面と比較した下の画像を公開しただけで、Apple Watchとなぜ手を組んだのか、その本当の目的は謎のまま…。このCESでのニュースを最初に報じたWebニュースサイト、Diatribeの記者はこう推測しています。「DexComの最新CGM(持続血糖測定器)はアップルのHealthkitプラットフォームにいずれ組み込まれるのではないか。」Healthkitといえば主にフィットネスアプリのイメージですが、これからは医療にも関わっていくのでしょうか。実際、病院でのHealthkitの普及率はGoogle FitやサムスンのS Healthを上回っているので、DexComとアップルの提携によって医療の現場にさらに利益をもたらすのかもしれません。

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実は、Apple WatchはCGMをモニタリングできるウェアラブル端末として初というわけではないんです。その前にNightscout CGMシステムというものがありました。これはDexComのセンサーにリモートアクセスできるようにするためのオープンソースプロジェクトで、Pebble用のアプリがすでに開発されています。Apple Watchが発表されてからというもの、多くの人がPebbleの歩みを受け継いでほしいと望んでいましたが、どうやら叶えられつつあるようですね。

昨年の夏、ロイターがサムスン、アップル、グーグルがそろってウェアラブル端末に血糖値測定の機能を組み込む開発をしていると報じました。この場合、まずハードルになるのが、糖尿病患者を対象としている以上、FDA(米国食品医薬品局)のClass Ⅲ端末(体内に埋め込むタイプの医療機器など、リスクが高いと見なされるもの)における厳しい規則をクリアしなければならないということ。ウォール・ストリート・ジャーナルによると、本来CGMセンサーはClass Ⅲに分類されますが、最近になって規則に変更があり、ウェアラブル端末のアプリやソフトウェアの場合はFDAへの登録だけで済むようになりました。つまり、DexComのApple Watch用アプリは、果てしない時間がかかる申請プロセスをすっとばして4月のリリースに向けて準備を進められるということ。

糖尿病のソフトウェアに関するFDAの規則が緩められたおかげで開発者たちにも立ち入る隙ができ、これからさらなる進化に期待できそうですね。

source: The Wall Street Journal

Darren Orf - Gizmodo US[原文

(SHIORI)