切なくも胸に迫る美しさ、世界の廃墟ホテル写真シリーズ

切なくも胸に迫る美しさ、世界の廃墟ホテル写真シリーズ 1

観光地というのは、流行っている時は人が押し寄せて賑やかですが、廃れてしまうと恐ろしく寂れます。過去の栄華が想像できるだけに、うらぶれた姿は胸に迫るものがあります。

ドイツの写真家Dietmar Eckellさんは、ここ数年廃墟と化したホテルやリゾート施設の写真を撮ってきました。この廃墟ホテルシリーズのタイトルは、いみじくも「No Vacancy(空室なし)」。誰がうまいこと言えと……。

Eckellさんが撮影したこの廃墟ホテル、中には20世紀初頭に建てられたものもありますが、つい昨日まで営業していたように見えるものもあります。東欧のホテルは冷戦時代に閉鎖されたものも多く、資本主義のシビアな現実を見せられているようです(外国の場合は廃れる原因は内戦の勃発も大きいのだそう)。

そんな暗い過去を背負っているにも関わらず、この廃墟の写真のなんと美しいことか。廃墟フェチの人がいますが、この写真を見ていると気持ちはわからないでもないです。

切なくも胸に迫る美しさ、世界の廃墟ホテル写真シリーズ 2

Rien Ne Vas Plus, No Vacancy #1(カンボジア、2010)

1912年から営業していたボコール・マウンテン・フレンチ・ホテル/カジノ

切なくも胸に迫る美しさ、世界の廃墟ホテル写真シリーズ 3

Olympic Dreams, No Vacancy #5(ボスニア・ヘルツェゴヴィナ、2011)

1984年冬季五輪のために建設され、後にコソボ紛争の掩蔽壕(装備や物資、人員などを敵の攻撃から守るための施設)として使用された。

切なくも胸に迫る美しさ、世界の廃墟ホテル写真シリーズ 4

No Vacancy #6(クロアチア、2011)

切なくも胸に迫る美しさ、世界の廃墟ホテル写真シリーズ 5

No Vacancy #7(クロアチア、2011)

切なくも胸に迫る美しさ、世界の廃墟ホテル写真シリーズ 6

No Vacancy #11(コソボ、2011)

切なくも胸に迫る美しさ、世界の廃墟ホテル写真シリーズ 7

On the Road to Ithaca, No Vacancy #14(ギリシャ、2011)

切なくも胸に迫る美しさ、世界の廃墟ホテル写真シリーズ 8

No Vacancy #11(モルドバ、2012)

切なくも胸に迫る美しさ、世界の廃墟ホテル写真シリーズ 9

No Vacancy #22(フィリピン、2014)

切なくも胸に迫る美しさ、世界の廃墟ホテル写真シリーズ 10

No Vacancy #25(フィリピン、2014)

切なくも胸に迫る美しさ、世界の廃墟ホテル写真シリーズ 11

No Vacancy #29(サイパン、2014)

切なくも胸に迫る美しさ、世界の廃墟ホテル写真シリーズ 12

No Vacancy #30(日本・相模湖畔、2014)

数年営業した後、辺鄙すぎるため閉鎖されたラブホテル「ホテルロイヤル」。

Eckellさんの写真は、 Webサイトフェイスブックページでも見ることができます。

Image by courtesy of Dietmar Eckell

Adam Clark Estes - Gizmodo US[原文

(的野裕子)