ミュージシャンがレーベルにピンハネされてる構図が判明した…

150210pinhanelabels.jpg

日本でも同じなのかな?

ミュージシャンが歌っても歌っても儲からず、その懐に入るはずのお金の大半はレコード会社に搾り取られている……。そんな業界の構図を、実際の数値で確認してみると驚いちゃうかもしれませんよ。

このほどフランスの全国音楽出版組合(SNEP)は、ヨーロッパで人気のSpotifyやDeezerなどの音楽ストリーミングサービスに対して、ユーザーが一般的に支払っている9.99ユーロのサブスクリプション料金が、どのような内訳で消費されていくのかを調査分析したデータを発表。

まずはストリーミングサービスのプラットフォーム運営側に2.08ユーロが、税金関連で1.67ユーロが消費されていることがわかりました。この両者への支払い額3.75ユーロは、音楽をオンラインで販売するために必要な経費として考えてみるならば、残る6.24ユーロのうち、実際に楽曲を歌い上げているミュージシャンの手元には、いったいどのくらいのお金が残るのでしょうか? そして、音楽レーベルの取り分は?

今回のSNEPの調査データは、メジャーレーベルのワーナー(Warner)、ソニー(Sony)、ユニバーサル(Universal)を対象にしたものですが、レーベルに対しては4.56ユーロが、音楽出版社から作詞家や作曲者などには1ユーロが渡されており…ミュージシャンに支払われている対価は、たったの0.68ユーロのみ!

実に6.24ユーロのロイヤルティーのうち、ミュージシャンが受け取っているのは、わずかに1割ほどで、大半はレーベルが押さえてしまっているという実態が判明していますね~。もちろん、国によって事情は異なるので、日本国内でも同じようにレコード会社ばかりが儲けているだなんて批判はできないでしょうけど、興味深いのは、SNEPはレーベル側に立って調査結果を公表してきているため、今回のデータにおいて、ミュージシャンに支払われる額が極端に少なく発表されているとは考えにくいことだと指摘されています。

アーティストとして食っていくのは簡単ではないっていう厳しい現実が明らかにされた感じでしょうか。

source: SNEP via World Music Worldwide

Mario Aguilar - Gizmodo US[原文

(湯木進悟)