中の人が語る、ジャバ・ザ・ハットを動かす苦労とは?

中の人が語る、ジャバ・ザ・ハットを動かす苦労とは?  1

こんな時代もありました。

スター・ウォーズ旧三部作を制作していた頃のCG技術は、ジョージ・ルーカスが望むレベルに達していませんでした。そのため技術的な限界があるなかで、台本に書かれた大がかりで大胆なシーンを撮影していたのです。ヨーダにジャバ・ザ・ハットといったキャラクターもCGで描かれたのではなく、実際にパペットを作り、複雑な動きを人が演じて撮影されていました。

Slimy Piece of Worm-Ridden Filth - Life Inside Jabba the Hutt - @Jamieswb from Filmumentaries - Jamie Benning on Vimeo.

ジャバと言えば、銀河系で最も卑劣でナメクジのような大悪党。そんなキャラクターのメイン人形師を務めたToby Philpottさんに、これまでにもスター・ウォーズ関連のドキュメンタリーを手掛けてきたJamie Benning監督がインタビューを敢行しました。そして長さ20分の短編ドキュメンタリー「Slimy Piece of Worm-Ridden Filth - Life Inside Jabba the Hutt」が制作されたのです。「ジェダイの帰還」の舞台裏映像とともに、これまでに作られたパペットとしてはおそらく一番予算がかかったと当時言われたジャバのパペット制作過程や、如何にして人形師チームはジャバの動きを表現したかということが語られています。Tobyさんは当時の状況をこのように回顧しています。

ジョージ・ルーカスは、ジャバに関してそんなに満足していなかったようです。CGで制作したかったんだと思いますが、当時はまだそれほどテクノロジーが発達していなかったし、作れたとしても彼がそれで満足したかはわかりません。ジャバが歩き回れないといった点が気に入らなかったようですが、僕自身はジャバのいかにも巨大なナメクジっぽくて、めったに動かないけど移動するには手下に運んでもらうんだろうなという点が好きでしたね。

その後、ルーカスは「新たなる希望」のリメイク版である特別篇で、CG版のジャバを実現させましたが、そのシーンは旧三部作に追加されたとっても残念なCGシーンの1つと評されてしまいました。

このドキュメンタリーを観た米ギズOrf記者は、CGの普及によって絶滅の危機に晒されたパペット技術を懐かしんでいたようです。当時の技術を堪能するためにリメイク版ではなく、あえてオリジナルの旧三部作を鑑賞するのもアリですね。

source: Vimeo via Filmumentaries.com

Darren Orf - Gizmodo US[原文

(たもり)