めんどうなお洗濯を劇的に変化させる最新洗濯機たち

150217washing_machine01.jpg

お宅の洗濯機、満足してますか?

溜まった洗濯物を洗いたいとき、2時間かけて洗濯・乾燥が完了するまで待つか、クリーニング屋にお金を払うかのどっちかですよね。洗濯ってめんどうだし、もうあのうるさい洗濯機の音を聴いてると、自分専用の洗濯部隊が欲しいくらい!ところがどっこい、最近の科学の進歩はめざましいらしく、なんとかこの不満を解消してくれる日も遠くないかもしれません。

先月のCESで最先端洗濯機の噂をいくつか聞き、どれだけすごいのか、忙しい都会人や洗濯機が無い家に住んでいる人にどれだけのメリットをもたらしてくれるのか、ちょっと気になったので調べてみたんです。例えばコインランドリーの洗濯・乾燥機、これが自宅に置けたらいいなと思うけどそんなの無理。だがしかし、近い将来可能になるかもしれないそうな。

新しい形の洗濯機

いくつかの企業が、取り付け工事不要で新技術を使った新しい形の洗濯機を発表しています。では、まずは「Dolfi」から見ていきましょうか。私これ大好きなんですよ、絶対買う。Dolfiの見た目はシンプルな長方形で、水と洗剤が入ったシンクもしくはバケツかなにかに、汚れた服と一緒に入れておけば超音波振動の力で汚れを落としてくれるというものです。

これも科学の力のおかげ。見た目こそ超シンプルでまるで石けんみたいですが、その実力はかなりのハイテク。超音波振動子が音波を放ち、それが水と目に見えないほど微細で高密度の泡を通っていきます。この泡こそ超重要で、泡が弾けるたびに何百万というマイクロジェット液体流を作り出すのです。この細かい振動によって、洗剤の力で浮かせた汚れやシミを取り除いてくれるというわけ。

はい!私も欲しい!クラウドファンディングサービスのIndiegogoで資金調達に成功した結果、今年8月には出荷予定だとか。価格はひとつ約109ドル。うん、私は1ヶ月以内には予約購入してますね。これはスーツケースに入れて旅行時に持っていくことを想定されているようですが、自宅のシンクにこれを入れて毎週のクリーニング屋への旅を減らしたいものです。

新しい形の洗濯機、続いては「Swash」です。これはファブリーズもアイロンも無しで衣服の消臭としわ取りができるというもの。使い方は、まず汚れた服を専用のラックに掛け、端をクリップで留めてピンと張ります。Swash podという専用の洗剤みたいなカプセルを本体にセットしたら、約10分間ミストを吹き付けて服をリフレッシュしてくれるんです。

同僚がこれを試してみたところ、確かに便利だと言っていました。でも、価格は500ドルなので安いとは言えませんね。それにSwash podは1回に1個使い切りなので、買い足していかないといけません。Dolfiのように今の洗濯様式をまるっと変えるものではないですが、あると便利は便利。例えば今夜どうしてもお気に入りのシャツが着たいけど、ちょっと先週の飲み会のときの匂いが残ってるな…というときなんかはこいつの出番です。

コンパクトな美しさ

変わった形のものを見てきましたが、今度は従来の洗濯機のイメージに近いものも見てみましょう。メーカーはデザインにもこだわりますが、もちろん実際の生活にフィットするかどうかも十分に注意するものです。その点、CESで注目したのが近未来の洗濯機「LG Twin Wash machine」です。これにはギミックがあって、見た目は従来どおりの古風な洗濯機なんですが、底部分にミニ洗濯機が別についてるんです。なんのためかというと、例えば白い服と色物を分けて洗いたいときなどに、わざわざ2回に分けなくても同時に洗濯できるというわけです。

このミニ洗濯機は単体でも動き、しかも本体とは分けて販売される予定というのだから、俄然興味津々ですよ。このくらいのサイズなら、一人暮らしの洗濯物にもぴったりですよね。が、しかし、LGに詳しい人から聞いたのですが、動かすには本体の大きい方の洗濯機に接続しないといけないとか。今年中に市販される予定らしいですが、どうか、お願いですLGさん…、ミニ洗濯機が独立して動くようにしてください!

もちろん、ポータブルなミニ洗濯機自体はすでに存在します。でもどれも従来の水栓もしくはシンクの蛇口に繋げる必要があり、そもそも水栓が無いアパートなんかは困っちゃいますし、蛇口に繋ぐというのも不便ですよね。しかも価格も約300ドルはするので、個人的にはもう少し価格と利便性が改善されたところまで待ちたいと思ってます。

今密かに期待しているのが、このデザイン性だけは完璧な小型洗濯機です。まだ現時点では試作品の段階なんですが、実用性よりも完全にデザイン性重視なので、洗濯機の機能としては特に目新しいものではなさそう。このイメージだって給水ホースすら見当たらないですからね。どんな構造なんだ。でも、見た目はバツグンにかわいい!

150217washing_machine02.jpg

これは未来のお話ですが、こんなデザイン性に優れた洗濯機が販売されれば、堂々とベッドルームにでも置いておきたくなりますね。もっと利便性にも価格的にも優秀なポータブル洗濯機が開発されたら、そのときは検討しましょう。特に水栓に繋げる必要がない洗濯機なんてできたら最高ですね。洗濯機界に革命が起きますよ。

未来の洗濯機は水いらず

水がいらない洗濯機は将来的に必要になると長年言われてきました。その理由は、個人のお洗濯事情をより良くしようというよりもっと深刻で、地球が直面している水不足と環境破壊を軽減するためです。今最もテックブロガーの熱い視線を集めているのが「Xeros」。これは洗剤水を使用する代わりに、高分子ナイロンのビーズで服をきれいにするというものなんです。

Xerosは、ナイロンのビーズが衣服に粘着するのに、ある程度湿らせる必要があるそうです。なので完全に水がいらないというわけではなくて、普通の洗濯機より70パーセント少ない水で洗濯できると言った方が正しいかもしれません。開発企業がXerosの性能について説明しています。

洗濯のプロセスにおいて衣服には物理的な作用が働いており、洗剤と水温によってそれが活発化されます。より効果を高め、洗濯物をよりきれいに仕上げるためには、より多くの洗剤とより高温な水が必要とされます。しかし同時に、汚れを落とすために何度もすすぐ必要があり、大量の水が消費されることになるのです。

Xerosはより効果的な洗濯に必要な要素だけを残し、その要素から新しい洗濯方法を発案しました。ポリマービーズが繊維を痛めずに衣服全体に均一に作用するようになり、シミや汚れの除去を助けてくれます。従来の水中心の洗濯方法よりも、疎水性のあるビーズは油や油性のシミなどに対してより効果を発揮し、極性をもつ表面が全てのタイプの汚れを吸着するため、結果的に布表面からは汚れが取り除かれます。中には汚れを分子構造の中に吸収してしまうポリマーさえあるのです。

結果として、これまでより低温の水と少ない洗剤で、より効果の高い洗濯が可能になりました。Xerosでの洗濯において、水はポリマーの効果を高める潤滑油の役割を果たしますが、すすぎの役割はないため大量に消費されることはありません。つまり使われる洗剤も少なくて済むということです。

Xerosが、家で快適に洗濯したいという私の希望を叶えてくれるのか?現時点では何も叶えてはくれません。でも、すでにサービス業の世界ではこの技術が使用されつつあり、いくつかの公益事業会社がこのポリマービーズでの洗濯方法をホテルに持ち込んでいます。ただ、まだまだ発展途上。私たち消費者の手が届くようになるのはいつになるやら。価格的にもまだまだ難しいでしょう。それでも大丈夫、私は待ちます。

未来の洗濯機はまだ私たちの家には来ていませんが、技術が進化し、価格も下げられ、いつでも好きなときに自宅で下着を洗うなんて快適で夢のような生活ができる日もそう遠くはないかもしれません。

Meg Neal - Gizmodo US[原文

(SHIORI)