Windows RTは大失敗? 開発完全終了をマイクロソフトも認める

Windows RTは大失敗? 開発完全終了をマイクロソフトも認める 1

タッチスクリーン用OSWindows RTよ、さようなら~。

Microsoft OfficeスイートのWord、Excel、PowerPoint、OneNoteが無料でついてきて、なおかつ安いWindowsタブレットとして、新たなマイクロソフトのハードウェアビジネスの牽引役になるとの期待を受けながら登場してきた「Surface RT」でしたが、まったく販売が振るわず低空飛行。続いて、後継機種「Surface 2」へとアップデートされたものの、こちらも製造打ち切りが伝えられていました。

実はWindows RTを搭載するタブレットは、マイクロソフト純正のSurfaceシリーズのみならず、レノボ、ASUS、デル、サムスンといったメーカーからも当初は発売されていましたが、あまりに売行きが伸びないので、ほぼ一世代で姿を消しています。Surface 2の製造終了後は、唯一のWindows RTタブレットとして「Nokia Lumia 2520」が残ってはいたのですが……。

当社は今後はNokia Lumia 2520の新たな製造を行ないません。しかしながら、引き続きNokia Lumia 2520の購入を希望なさる場合、マイクロソフトの直営店、オンラインのMicrosoftStore.com、サードパーティーの小売業者や再販業者まで、ユーザーご自身で最新の在庫状況を問い合わせてください。

そんなマイクロソフトからのコメントが、海外ニュースサイトのThe Vergeまで寄せられたと報じられています。

大失速が懸念されていたWindows RTの行方は、先月開催された「Windows 10」の発表会での質疑応答において、10への無料アップグレードが提供されるWindows 7やWindows 8.1などとは異なり、Windows RTはWindows 10へとアップグレードできないことが判明して以来、今後の扱いも含めて注目されていました。

そして、Surface 2の製造が打ち切られたことを受け、最後の希望の光だったNokia Lumia 2520の去就に関する取材に臨んでいたThe Vergeへの回答により、ついにWindows RTを搭載するタブレットのラインナップは完全に姿を消すことが明らかになってしまいましたよ。

なお、ARMベースのWindows RTタブレットにはWindows向けアプリを自由にインストールできず失敗に終わりましたが、Intelベースの「Surface Pro 3」は好調を維持。Windows 10の正式リリース後に最も売行きが伸びる分野との予測データまで出されています。

マイクロソフトは一応、現時点でWindows RTのサポートを直ちに終了するわけではなく、Windows 10の一部機能を使えるようにアップデートを用意する方針も打ち出しているようですが、残念ながら、このまま大復活の日の目を見ることなく、お蔵入りしてしまう可能性が濃厚でしょうか。

source: The Verge

(湯木進悟)