18金のApple Watch、金価格上昇を招くと懸念か

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世界で金が足りなくなる?

いよいよ来月に迫ったApple Watchの正式発売を前に、18Kのゴールドが使われる最上位機種「Apple Watch Edition」をめぐって、興味深い試算が披露されていますよ。一部では、アップルが強気の月間100万台ペースでApple Watch Editionを売り上げる目標を掲げているとも報じられていますが、もしも本当にこのスピードでApple Watch Editionの製造販売が続くならば……。

Apple Watch Editionには、1台につき2トロイオンス(約62.2g)の金が用いられると仮定しましょう。月間100万台の売行きならば、1年間で2400万トロイオンスのゴールドをApple Watch Editionの製造に確保することが必要となり、アップルは概算で746トンもの金を買い占めなければならないことを意味しています。ちなみに世界の金鉱山で生産される金の年間採掘量は約2500トンとされており、その3分の1近くがApple Watch Editionのためだけに使われてしまうという計算が成り立ってしまうのです!

もちろん、噂では100万円をくだらない販売価格になるであろうApple Watch Editionが、月間100万台ものハイペースで売れるとは、とても考えられないとする見方も当然ながらあります。高級腕時計ブランドでは世界トップクラスのロレックス(ROLEX)でさえ、その年間販売台数は60万台にとどまるともいわれていますからね。

そうはいっても、高級路線で販売する数々の新商品をヒットさせてきたアップルですから、18金のApple Watch Editionだって、ふたを開けてみれば予想外の大ヒットに~。そんな展開には絶対にならないとも断言しきれないでしょう。たとえ半分のペースで、月間50万台の売行きになったとしても、やはり世界の金流通になんらかのインパクトを与えることは避けられません。

Apple Watchが売れすぎて、ゴールドが供給不足に陥り、金価格上昇を招いて経済に打撃がもたらされるなんてことはあるのでしょうか。さてさて、はたしてどうなることやら?

source: Cult of Mac

(湯木進悟)