Apple Watchって何ができるんだっけ? イベント前に総まとめ

Apple Payはもちろん、車のキーにもTVのリモコンにもなる?

久々のワクワク感があるApple Watch。長く待望されてきたそれは、今までちょっとだけ触った感じだけですが、好感触ではあります。でも具体的にApple Watchって、何ができるんでしたっけ? すべてを支配する最強スマートウォッチなんでしょうか、それとも単にそこらへんのスマートウォッチの列に後から加わるだけなんでしょうか? 最初の発表以来いろんなことがわかってきたので、以下にそれをまとめていきます。

クレジットカード代わりになる

Apple WatchにはNFCが搭載されるはずなので、当然Apple Payが使えます。でもその使い方はiPhone 6とか6 Plusとちょっと違うようで、まず最初はパスコードで認証し、その後はApple Watchが手首に触れている限りログイン状態が続くというものです。

またApple Watchによって、iPhone 5とか5c、5sを使ってる人でもついにApple Payが使えるようになります。ユーザーにとってもうれしいし、アップルもユーザー数拡大ができます。

健康状態や活動量をトラッキング

健康とかフィットネスに関しては、Apple Watchは非常に野心的です、というか、でした。ウォールストリート・ジャーナルによれば一時は最高峰のトラッキング技術を目指し、心電図センサーとか、Jawbone Up3みたいにストレスレベルを測定できる皮膚伝導センサーとかを内蔵しようとしてたみたいです。でもこの手のセンサーって実際あまり役に立たないというか、条件によって反応が不安定なんですよね。

そんなわけでApple Watchでは、クラシックな加速度計とかジャイロスコープ、心拍計(これに関しては一般にまだ不安定と言われてますが)を搭載するにとどめたようです。Apple Watchのアクティビティとワークアウトアプリでは、消費カロリーとか歩数とか運動した日数とか、世にあるフィットネストラッカーと同様のトラッキングができます。またトラッキングの詳細については、Apple Watchのコンパニオンアプリに関する9to5Mac発のリーク情報にもう少しまとまってます。

Apple Watchって何ができるんだっけ? イベント前に総まとめ 1

さらに興味深い使い方は、サードパーティのDexComが開発している糖尿病の人が皮膚下に埋め込んで血糖値を測れるチップなどでしょうね。でもこの使い方だとApple Watchは情報のディスプレイに過ぎず、他のスマートウォッチ、特にPebbleなんかでも、この種のことはできてしまいます。

車のキーにもなる

アップルのティム・クックCEOは英国テレグラフ紙のインタビューで、Apple Watchで車のキーを開けられる、これでもうあの大きなキーフォブを持ち歩かなくてもいいようにできると語りました。そう「できる」だけなのか、すでに「できるようにした」のかはわかりませんが、とにかくアイデアとしては良さげです。ただ問題はバッテリーで、「毎日充電が必要」とも言われています。Apple Watchのバッテリーが切れて車のキーが開けられない…なんてホラーだし、そういうときのために結局車のキーを持ち歩くとしたら、何のためにその機能があるのかわかりません。

(Apple TVの)リモコンにもなるかも

クックCEOはBloomberg Businessweekに対してもやけに気安くて、「Apple WatchでApple TVを操作できるのが好き」と語っています

シャワーでも使える

さらにクックCEOは、Apple Watchをシャワー中も着けている言ってます。でもこれは米Yahooのデビッド・ポーグ記者が去年9月に言ってたことと食い違うので若干疑問なんですが、まあCEOが言ってるんだし、シャワーくらい大丈夫なのかも。

バッテリーライフ問題は解決しない

アップルのポリシーのひとつは「一番先にやるより、ちゃんとやった方がいい」ってことであるはずだし、現状スマートウォッチ最大の課題はバッテリーライフです。多くのスマートウォッチ、というか特にAndroid Wear系のバッテリーは、1.5日とか長くても2日しか保ちません。Moto 360に始まって、それ以降みんなそれくらいなので、毎晩の充電はほぼ欠かせません。

上でもちらっと書きましたが、Apple Watchもそれと大して変わらなそうです。1月には9to5Macが、Apple Watchのバッテリーは「ヘビーに使うと2.5時間、通常のアプリ使用で3.5時間、ヘビー/ライトをミックスして使うと19時間(しかもこれは第1世代だとちょっと盛ってるかも)しか保たないと伝えました。これじゃバッテリー問題を解決したとはいえません。クックCEO自身も、毎晩充電していると言ってます。

アップルも問題を認識しているようで、いろんな対策を用意してはいます。Apple WatchはMagSafeを使ってワイヤレス充電できるので、クレードルとかLightningケーブルをはめる面倒くささは軽減されます。それから「省電力モード」なるものもあるようで、このモードだとApple Watchはただ時計を表示するのみになりまちなみにこれは、アップルのモバイル端末としては初めての省電力機能となります。

アプリはものすごくたくさん

2月の時点で、Apple Watchのアプリはローンチ時10万個ともされていました。Cult of Macは、iOSアプリが10万個になるのに16ヵ月かかったと振り返っています。新しいハードウェアなのに本当に10万個もできてるのかどうかはわかりませんが、10万より数千くらい、というか数万くらい少なかったとしても、ローンチ時に何もない空っぽということはなさそうです。

クックCEOはドイツの社員向けスピーチで、すでに発表済みのPanera BreadとかテスラとかTodoistなどなどの他にも、Apple Watchのアプリを「たくさん」発表すると言ってたそうです。来週の「Spring Forward」イベントでは、アプリが発表内容の中心になる可能性が高いです。

iPod Touchくらいパワフル

スペックにも軽く触れておきます。Apple WatchはS1プロセッサ搭載で、これは9to5MacのMark Gurman氏いわく要するにiPod Touchと同じパフォーマンスです。ただしApple Watch用にカスタムメードされたチップなので、既製品のSnapdragon 400を使っているAndroid Wearウォッチよりもちょっと良いかもしれません。でもさすがにiPhoneと同じ性能というわけにはいかなそうです。

スタイルも価格もよりどりみどり

現在出ている予想では、一番手ごろなベースモデルのSportが350ドル(約4万2000円)からとされています。ステンレスのモデルは600ドル(約7万2000円)から、そして18金モデルが…当初は4,000ドル(約48万円)とか言われてたんですが、その後8,000ドル(約96万円)説も浮上してきて、一番高いのは2万ドル(約240万円)とか、とにかくそういう価格帯なんでしょうね。なんというか知ってもしょうがない感じです。

Apple Watchは最初から全世界的に発売されるとも噂されていて、アップルは第1陣として300~500万台をオーダーしたと言われています。比較すると、Android Wearウォッチは2014年で100万台をかすめてもいないので、300~500万台という数字はかなりのヒットを見込んでいるということになります。

今夜のApple Watchイベントではついにその全貌が見られそうです。アップルによるヒットの見込みが本当に実現しそうかどうか、Apple Watchにはさらに未知の機能が隠されてるのかどうか、明らかになることでしょう。ギズモードでは当日日本時間3月10日午前2時(3月9日26時)から、リアルタイム更新で追っかけていく予定ですので、ぜひチェックしてください!

Darren Orf - Gizmodo US[原文

(miho)