DIYで直せる? MacBookの修理方法、大紹介!

2015.03.18 16:00
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MacBookの故障は誰しもあるものです。ハードディスクが止まった、ヒンジがゆるゆる、ロジックボードが死んだ、バッテリーがへたった…などなど。でも大体のことは自力で直せるので、手順をまとめてみました。

MacBookは値段の割に頑丈で、修理のコストもかかりません、やり方さえ知っていればね。知らないとアップルのカモになって、ジーニアスバーでも、簡単な修理でも古めのMacBook Proとかはプロに任せないとっていう話になってしまいます。しかし、ネットの修理手順など見ながらやれば(英語ではiFixitが充実している)、実はほぼなんでもDIYで修理は可能です。アップルストアにいく暇がない人、修理にウン万円も出せない人はぜひ参考になさってみてください。

ここでは2009年モデルのMacBook Proを使っていますが、ほかのモデルでも修理の手順は基本的に一緒です。違うときは、そのように注記しておきますね。


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文中には、他機種の手順へのリンクも貼っておきます。でもまあ、Retinaモデルの人はiFixitで直接手順を見てくださいね、構造が随分違うし修理も難しいので。 また、これは言わずもがななことですが、MabBook Airも完全に別物で、RAMが半田付けになってるところからして違います、修理は可能だけど。古いMacBook Pro持ってる人はここにある手順で大丈夫です。


基本


「ネジ外すなんて怖くてできない…」という気持持ち、わかります。でも大丈夫。以下2つのことを頭に叩き込んでおけば危なくはありません。

・中に何もこぼさないこと。
・ネジを1本もなくさないこと。

どっちも当たり前のことだけど、しっかり覚えておかないと、ついつい作業台にコーヒーを置いてしまってガバーッとなるわけですよ。ネジもウルトラちっこいので、コロコロコロ~ッと転げ落ちて絨毯の泡となって永久に出てこなかったり(ねじは前もって余分に買っとくのも吉です)。

合わないドライバーを何度もあてがってネジ穴が潰れちまうと困るので最初に書いておきますが、裏ぶたを開けるドライバーはプラス 00ですよ~(Airは星形。こんなところまで違う!)。


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MacBookの全修理はまず、この裏ぶた外しから始まります。台の上にある余計なものを片づけて、ひっくり返すと、こんな風に10個あります。長さたったの3mmのものが7本(すぐなくなるのはコイツ)と、13.5mmのものが3本。全部取り外したら持ち上げて…はい、これで開きました。さっそく潜入!


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HDD


HDDは消耗品。だからこそ換装できるパーツになっています。交換はドライバー1本使いこなせれば自力でできます。取り出す前に、まずは新品購入です。英語のeBayはここですが、日本のアマゾンだとこんな感じですかね。

懐に余裕がある人はSSD購入しちゃいましょう。いやマジで速くなる。自分もCrucialのSSDに交換した途端、2009年半ばに買ったおんぼろMacBook Proが新品同然に生き返りましたよ。

やってみると恐ろしく簡単で、取り外しは数ステップです。でもまず外す前に、データを新品に移行できるように、古いHDDのバックアップをとっておきましょうね。クリーンインストールでゼロからやり直したい人は、Yosemite用のUSBメモリ起動ディスクを作っておきまひょ…って書くと大変そうだけど、意外と簡単ですよ~(日本語手順はここ)。

さ、いよいよ換装開始!

1. HDDと光学ドライブの間のねじ2本を外します。HDDは本体の下、バッテリーの左、光学ドライブのすぐ下にあります(上から2枚目の写真参照)。白いシールと、GBの2文字がどっかにあるやつです。固定しているねじ2本を外したら、そのすぐ下にある黒い帯も引き上げます。(注: 15インチモデルの一部製品はバッテリーを最初に外さないと駄目。iFixitの手順に従うこと)。


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2. HDDのプラグを外す。HDDとコンピュータは平らなリボンで繋がっており、リボンの端が大きなプラグになってます。これをそーっとHDDから引っこ抜きます。これさえできればゴールは目前! 最後に、ドライブの横にあるトルクスねじ4本をトルクスドライバーで外します。このねじは後で、新品HDDの同じ場所に差し込で本体に繋ぐ用です。

3. 新品HDDを入れる。奮発してSSDを選んだ方は、SSDの方がサイズがひと回り小さいので隙間を埋める小さなスペーサー(別売)が必要。それを入れて、必要に応じて接着剤等で固定し、新品HDDにトルクスねじを差し、最後にプラグを差し込んで、黒の帯を元通りの場所に戻して…おしまい! もう起動してOKです。


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4. 新品HDDのパーティション作成。ノートを起動すると、OSはどのハードドライブにインストールしますか、と訊かれます。オプションに新品SSDドライブが出てこなくて一瞬焦りますが、これはパーティションを先にやらないと出てきません。上部のメニューバーの「ユーティリティ」から「ディスクユーティリティ」を起動し、パーティションのタブを開いて、手順に従ってね。詳しくは「MacBook Airの壊れたSSDを自分で換装してみた16時間」、「MacBook(白)をSSD化!」などご参考に。

新品HDDのパーティションが完了したら、バックアップからデータを復元します。でもまあ、ゼロも悪くないですよ。僕はSSDに交換後そうしたんですが、スピードと性能のあまりの差に呆然となりました。

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バッテリー


消耗品といえばバッテリーもそうですが、ユニボディのMacBook Proは綺麗なアルミのケースの中にバッテリーが隠れてるので、交換もひと苦労です。のように一発とはまいりません。

まずは新品購入です。eBay英語版はここ、Amazon日本版はここ。バッテリーも対応機種が全部微妙に違うので(早見表)、手もちの機種と互換のものをダブルチェックして買いましょう。

本体の裏ぶたを開けると、面積の4分の1近くを食ってるデカい黒いのがデーンとあると思いますが、それがバッテリーです。取り出す手順は以下2ステップ。

1. バッテリー内側の端にあるねじ2本を外す。これまた精密ドライバーY型が必要です(注: 17インチと一部15インチモデルはねじ3本です。リンク先にiFixの写真入り解説あります)。

2. 爪かプラスチック片でロジックボードからバッテリーのプラグを引っこ抜く。プラグの右側にあるチップ2つは触らないように要注意! (注: 一部15インチモデルのプラグはロジックボードの上ではなく側面にプラグがついてますが、プラグの外し方は説明不要なぐらい単純)。


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3、4番の手順はもう書かなくてもわかりますね。3. 新品バッテリーをプラグに繋いで、4. ねじで固定(失くしてないよね!)、これでおしまい! 詳しい手順はiFixit(英語)や、「Macbook バッテリー交換」で検索してね。


メモリ(RAM)


マシンが遅くなって話にならない。これも自然なことです。ソフトは良くなるばかりだし、多忙な毎日でメモリにも負担がかかってるんです。幸い、スピードアップするのは超簡単で満足度も高いです(購入時に最大RAMを買ってしまってる人はノートも買い替えが必要ですが)。RAMをアップグレードできる人は、「Mac メモリ」で検索購入してね。

本体から取り出してしまえば、あとのRAM換装には特別な道具は一切必要ありません。RAM格納スロットは黒いバッテリーのすぐ上にあり、スティック自体は市販のガムより少し短くて厚めなぐらいです。成功の秘訣は、またまた2つあります。

1. 古いRAMを外す。どっちのスロットもふさがっている場合、古いのを取り出さないと新品は設置できません。上部スティックの両側のプラスティックのタブを外側に広げると、RAMスティックが飛び出てくるので、 取り出します。下のスティックはもう少し苦労しますが、手順は同じです。


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2. 新品のRAMを入れる。今やったことを逆に辿るだけ。切り欠きを下にして、カチッというまで押し下します。iFixの写真、アップル日本版の図解をご参考に。


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もっと難しい修理


ここでご紹介した以外にも、修理できることはイロイロありますが、どれも2ステップじゃ間に合わないので、時間かかるし、途中でうまくいかないことも出てくるので、そういうの覚悟の人じゃないと推薦はできません。やってみる価値はあるのだけど難易度高い修理には、こんなのがあります(順不同)。

1. 画面のヒンジを締める。使ってる人はわかると思いますけど、MacBookは何年も使うと画面がユルユルのデロレンとなってしまうんです。これは本体上部の中にあるパーツ1個の不調で起こる現象。修理は簡単なのだけど、それをやるにはディスプレイを全部分解しなきゃなりません。やり方はここ(英語)

2. 壊れたキーボードを直す。ジュースこぼしてなんかショートして、キーが全く反応しなくなった。そんなとき、新しいMacBook Proはキーボードだけ交換することはできなくて、本体上部を丸ごと交換となります。費用は大体250ドル(約3万円)。長大な修理手順はここ(英語)

3. 壊れたロジックボードを交換。MacBook修理の真骨頂。最難関というのみならず節約幅もMAXです。アップルストアで交換すると新品買えるぐらいの出費ですが、eBay(日本ならココ)とかでロジックボード買って交換すると、エエッてなるぐらい安あがり。土日潰れるぐらいなんてことなく思っちゃいますよ。黄金の修理手順はここ(英語)


Photos by Nick Stango and Michael Hession

Adam Clark Estes - Gizmodo US[原文](satomi)

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