サムスン「Galaxy S6」即行レビュー:驚くほど美しいディスプレイにパワフルなスペック

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出たね、Galaxy S6

いつ出るか出るかと噂の絶えなかったサムスンGalaxy S6。ついにMobile World Congress (MWC)にて発表されました。会場の米Giz編集部が、ソッコーで触ってきました。その感想は?

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Galaxy S6は、今までサムスンが作ってきたスマートフォンとは一線を画す。どんな点が違うのかと聞かれれば、以下にあげるこんなところが…。

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見たことないスクリーン

目に染みる高解像度。Galaxy S6は、解像度2560x1440というQuad HD高解像度で、Super AMOLEDディスプレイ。サイズは5.1インチ。つまり、1インチ四方に577ピクセルがつまっているということだ。驚くくらいシャープな画面。

サムスン担当者から解像度を聞いた時、わざとじゃないけど、つい笑ってしまった。さすがにやり過ぎだろと思ったからだ。バッテリー喰いするだけだろと。が、が、サムソンがここまで解像度を高めた理由を先に聞いていたら、きっと笑うことはなかったと思う。

高解像度の理由、それはバーチャルリアリティにある。

Galaxy Note 4と同じく、S6、S6 Edgeは、Gear VRヘッドセットと連携して使うことができる。スマートフォンとこのヘッドセットを使えば、そこには仮想現実が浮かび上がる。また、Note 4とGear VRでの問題と言われたバッテリー喰いも、今回から使用しながらUSBケーブルを使って充電できることで対策を打ってきた。2560x1440の解像度は、スマートフォン通常使いにはやり過ぎかもしれない。しかし、バーチャルリアリティの世界を考えれば必要だっただろう。

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iPhone 4とiPhone 6の間に生まれた子のようなデザイン…

このデザイン、完全にアップルの真似じゃね?と言うつもりはない。しかし、やはりいくつか類似点が目につくのも事実。言うなれば、現行のGalaxyスマートフォンとiPhoneのちょうど間くらいのデザイン。S6の魅力は、今まであった取り外し可能なプラスティックパーツをやめて、ゴリラガラス4 でまとめたこと。

このクールなデザインは、iPhone 4が広めたもので、ソニーのXperia Zなど他端末でも採用されているサンドイッチスタイル

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さらに注目なのが、角丸アルミニウムフレーム、そしてスピーカー。この部分は、iPhone 6ぽいですよねと言わざるをえない。だから、iPhone 4と6の間に生まれた子という印象をもってしまう。

では、Galaxy S6には独自の魅力がないかと言うとそうではない。注目すべきはエッジ部分。ちょっとカットがはいっているのがわかるだろうか。ただ丸みを帯びているだけでなく、このカットがあることで滑りにくくなっている。また、Galaxy S5と比較すると、数ミリ薄くスリムになった上に、少し軽くもなっている。

以下、S5との比較画像。

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湾曲スクリーンが両サイドに

Galaxy Note Edgeの特徴的な湾曲エッジスクリーンが、Galaxy S6 Edgeにも採用されている。しかも2箇所(両サイド)に!

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画像で端末を見ると持ちにくそうな印象を受けるだろうが、一切変な握り心地はしない。ハンズオン時間中も、誤ってエッジ部分をタッチし、意図しない操作をしてしまうなんてことはなかった。個人的には、S6のプレーンタイプの方が好みだけど、Edgeの面白さは認める

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さよならTouchWizは、ただの噂話だった

サムスンは自社のTouchWizインターフェースをやめるらしい、とまことしやかに囁かれた噂は、残念ながら結局ただの噂だった。いつか現実になってほしいけど…。

が、独自インターフェースを多少減らしたのは事実。無限に思えたオプションリストは幾分か省略されている。また、プリインストールされているサムスンオリジナルアプリも、S VoiceとS Healthのたった2つだけ。が、さよならTouchWizはやっぱり言い過ぎ。

噂でいうと、グーグルアプリではなくマイクロソフトのアプリを乗せてくるという話もあったが、これも半分正解という感じ。サムスンは、新S6ユーザーに対して、2年間の無料OneDriveストレージを提供。また、アプリではOneNoteとSkypeがプリインストールされている。しかし、やはりメインはグーグルアプリ

TouchWizはTouchWizだが、Android Lollipopさも所々にある。少なくとも、ハンズオン時間中は、まったくストレスを感じることなくすいすいと使えるインターフェースだった。

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もーのすごいハードウェアスペック

サムスンの新フラッグシップモデルだけあって、そのハードウェアスペックは豪華絢爛。まずは、冒頭で触れた目に痛いほどの高画質ディスプレイ。ここに、16メガピクセルのカメラ、セルフィー用に5メガピクセルのフロントカメラ。カメラには、オートHDR機能や赤外線ホワイトバランス機能(心拍モニターの赤外線センサーを使い周辺環境をチェック)つき。

プロセッサは、サムスン製のExynos(RAMは3GB)のオクタコアチップ。競合となるのは、S6への採用が噂されていたクアルコムの最新64bit Snapdragon 810チップ。クアルコムのチップでもサムスンチップでも、どちらが採用されていても甲乙つけがたいレベル。ベンチマークでも、どちらが勝るとも劣らないいい勝負。

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サムスンのカメラアプリの動きもスピーディ。楕円形のホームボタン2度押しから0.7秒で撮影可能。シャッタースピードも速い。また、フォーカストラッキング機能により、撮影対象が動いても問題なし。

サムスン注目のモバイル決済サービスも搭載されている。搭載されるのは、NFCとMST(Magnetic Secure Transmission)の2種類。この2つをセットで、サムスンはSamsung Payと呼ぶ。お馴染みのNFCに加え、MSTは近年サムスンが買収したLoopPayが始めたシステム。決済に必要なカード磁気情報をワイヤレス送信するというもので、従来のカードリーダーで読みとれるのが肝。サービス開始はこの夏から。

スペックで注目したいことの1つ、バッテリー。S6に搭載されているのは、2550mAhバッテリーで、Droid Turboに搭載されているモンスター級の3900mAhバッテリー、Galaxy S5の2800mAhには劣る。QiとPMAのワイヤレス充電内蔵。また、30分の充電で50%はチャージできる。バッテリー保ちが何時間かは、まだ正確に発表されていない。QHDディスプレイと1.2GHzオクタコアプロセッサをどこまで支えられるのか…。

バッテリーの取り外し、ストレージ拡大は困難

バッテリーにちょっと不安が残る上に、バッテリーの取り替えも容易ではない。ガラスパネルのサンドイッチスタイルということは、バッテリーやマイクロSDカードの入れ替えが大変難しくなるということ。

容量拡大不可への対応策として、前述の2年間の無料OneDrive提供がある。また、サムスン担当者は、スマートフォンユーザーの多くはストレージ利用量が20GB程度なので問題ないとも。なので、提供する32GB/64GB/128GBで大丈夫だろうということのよう。

現段階では、S6、S6 Edgeの価格はまだ未定。噂では、4桁(日本円では10万クラス)行くのではという声もあがっている。米国では、4キャリアから4月10日発売。

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フラッグシップらしくパワフルな最先端端末となった Galaxy S6、S6 Edgeです。

日本国内では、ドコモとauから出るとの噂あり。

Darren Orf - Gizmodo US[原文

(そうこ)