いい加減やめて…NY市警、いまだにタイプライター愛用中

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うそでしょ? …本当だったみたいです。

ニューヨーク市会議員のダニエル・ドロムさんが、ニューヨーク市警のタイプライターの使用を禁じる法案を導入すると報告しました。そうなんです、ニューヨーク市警77管区のすべてで、いまだにタイプライターが使われているのです。

このご時世にパソコンじゃなくてタイプライターを、しかも世界の先進都市ニューヨークの警察が使っているなんて冗談でしょ?と疑いたくもなります。ニューヨーク・ポスト紙によると、一度もデジタル化されてない書式もあるため、そういうものはいまだにカタカタとインク付けつつ打ち込んでいるのだそうで…。

そんな古臭いフォーマットとタイプライターのために、わざわざ警察署に足を運ばなければならない市民もいるわけで、不都合にもほどがあります。マイケル・ブルームバーグ前ニューヨーク市長は、2012年にCBSにタイプライターの件でコメントしています。

タイプライターはまだ使えるのだから、なくしたほうがいいという考えは間違っている。この世にはタイプライターを製造している会社もある。いまだに紙の本を読んでいる人だっているんだから、本と同じようなものだ。

本と比較するのはちょっと違うかなと…。

市警がいまだにタイプライターを使っていることは、市民の間ではわりと知られている事実で、事件の報告書などの書式を変えろという苦情は、数年おきに上がっていました。ドロム議員は、警察官がある暴行事件の報告書の唯一の原本をなくしたという話を有権者から聞いて、この法案を思いついたのです。

また、タイプライターのメンテナンス費用も意外と馬鹿になりません。2009年には、新しいタイプライターの購入と、今あるタイプライターの保守点検を請け負う2社との契約に100万ドル(約1億2000万円)かかることがわかり、騒動になりました。

海外の諜報機関では、ハッキングされたり情報を盗まれたりしないためにあえてタイプライターを使っているところもあります。だからと言って、市警の事務処理にすらタイプライターを使う理由にはならないですよね。

ドロム議員は「警官は報告書をタイプできるのだから、パソコンにしない理由はない」と言っています。ごもっとも。

source: New York Post

Mario Aguilar - Gizmodo US[原文

(的野裕子)