アイアンマンのようなパワードスーツ、大和ハウスが実用化

アイアンマンのようなパワードスーツ、大和ハウスが実用化 1

まずは建設現場から。

アイアンマンのように、身につけるだけで通常の数倍の力を発揮できるパワードスーツ強化外骨格とも呼ばれるこの未来の装備は、自衛隊が9億円の予算を計上したり、米軍がTALOSという名前で着実に実用化にむけて開発中であったりと、現実の話になってきているんです。

また、その活躍の場は軍事だけではなく、介護や建設、医療や福祉など日常生活や業務を支える面でも活躍が期待されています。

今回、そのパワードスーツが実用化に向け建設の分野で動き出しました。ハウスメーカー大手の大和ハウス工業は同社の建設現場で重量のある荷物を持ち運ぶ際に、腰をサポートするパワードスーツ「HAL作業支援用(腰タイプ)」を試験導入するそうなんです。

実は大和ハウス工業はパワードスーツ分野に精通しており、このHALシリーズを製造する「サイバーダイン社」の株主であり、同社のパワードスーツの国内総代理店も行っているんです。

サイバーダイン社のHALシリーズは、医療や福祉の面ではすでに実用化済。関節や筋肉など体の一部に障害があったり、動かなくなった部分をサポートするパワードスーツが、医療機関や福祉施設向けに提供、利用されているんです。

そして、その経験をもとに今回の「HAL作業支援用」が開発されたんですが、この機器を使うことで負担を最大で40%減らせるとのこと。

建設現場では、職人の高齢化と後継者問題が深刻で、それにより工事費の高騰や工期の遅れなど様々な問題を引き起こしています。このパワードスーツによって、若い人や女性も身体的負担が少なく現場作業に従事できるようになるとのことですが、現実はそんな簡単じゃなさそうです。

とはいえパワードスーツがどこまで建設現場で役立つかは、その他の用途で活用するにもひとつのベンチマークになるはず。活躍が期待されますね。

Image by CYBERDYNE

source: NHK News Web , CYBERDYNE

(小山和之)