アップルはスティーブ・ジョブズが嫌ったプロダクトを開発するのに何年も費やしている

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生きていたらなんて言うんでしょう。

先週の木曜日、アップルに対してある特許申請が認められました。それはスタイラス(電子ペン)に関するもの。これは、アップルがスタイラスをアクセサリとしてリリースしようと動いている兆候ではないかと言われています。2011年に提出されたこの特許申請は、タッチスクリーンデバイスと作用する電子的なコンポーネントを含むアクティブスタイラスに関する特許だそう。つまり、過大な追加コスト無しにスタイラスの感度を飛躍的に向上させることができるセンサーなんです。

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アップルの創業者であるスティーブ・ジョブズは、スタイラスを使うというアイディアを嫌っていたことで知られています。2007年のiPhone発表会では、ジョークのネタにさえしていました。

誰がスタイラスが欲しいんだ? そんなもん取り出したらどこかに置いてなくしちゃうでしょ。うげぇ。誰もスタイラスなんてほしくないよ。

そして彼はまた、ジョブズの自伝の著者であるWalter Isaacsonにこう告げています。「スタイラスを持った瞬間に死を意味する」と。スタイラス、けっこうボロボロな言われよう…。

アップルが申請した特許の全てを製品化するわけではありません。特許申請は時に、競合を引き離すために使われたりもします。けれど、アップルがスタイラスを作ろうとしていると考えられるとする証拠が他にもあるんです。上述したような特許と同様に、アップルは、スタイラスの技術を使ったアプリケーションを昨年の12月にも申請していますよ。

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この画像を見る限り、スタイラスを考慮していないとは決して言えないですよね。先週公表された特許は、2011年の日付のもので、12月に提出された特許は2013年のものです。もしアップルが新しいスタイラスに取り掛かっているとすれば、長い年月を費やしていることが考えられます。

さらなる証拠として、アップルのアナリストであり、サプライチェーンにつながりがあるMing-Chi Kuo氏は、アップルは2015年の第二四半期にスタイラスのアクセサリをローンチすると発言しています。彼によると、スタイラスがサムスンのGalaxy Note 4みたいに電話にバンドルされるのではなく、iPadなどのより大画面のデバイス向けアクセサリになるんだとか。アップルが開発するスタイラスが人の指よりも正確に動くことができるならば、スタイラスはマウスとキーボードの組み合わせよりも使いやすくなる場合もあるよね、とMing-Chi Kuo氏は言っています。

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たった5年間、8モデルで終了したニュートン

だけど、アップルがスタイラスを売ったのは初めてではないんです。アップルがジョブズがいなかった頃にローンチしたパーソナルデジタルアシスタントのニュートンにスタイラスが付属していました。売り上げは良くなかったし、1998年に廃盤となった商品です。

iPad向けではなくApple Watch向けのスタイラスがあったら革新的かもしれませんね。あの画面ちっちゃくて指で操作しにくそうですし。

source: Business Insider

(前田真希子)