革新的なドライブ体験へ。BMW MINIがARゴーグルを開発

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つけても恥ずかしくないやつをお願いします。

車は精密機械、テクノロジーとは切っても切れない縁にあります。でも目に見えない部分だけでなく、実際に触れる部分にもテクノロジーの力が近年特に感じられるようになってきていますね。

特に、ナビやHUDの技術は目を惹きます。大型タッチディスプレイやスマホ連携だったり、ナビがフロントガラスに表示出来たりと魅力的なプロダクトが次々と登場しています。それを、BMWグループのMINIゴーグルで実現しようと試みてきました。

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それがこの「MINI Augmented Vision」。いわゆるAR(拡張現実)ゴーグルです。車に搭載される各種センサーやナビ、カメラ、スマートフォンなどと連携させることでゴーグル内に様々な情報を表示させるというもの。

例えば、ゴーグル内に速度計やナビを表示させたり、車間距離や新着メールの通知なども表示することが可能とか。この辺はHUDの標準機能といってもいいですね。しかし、この「MINI Augmented Vision」が他社のHUDなどと大きく異なるのが「X-Ray」という機能を搭載することです。

車の構造上どうしても死角になるピラー部にカメラを設置し、その映像をゴーグル内に表示させ死角を無くすというものです。ちょうどジャガーの開発しているものと類似したシステムですが、MINIの方が車側にディスプレイを搭載しない分ローコストなのは間違いないかと。

各種通信ユニットやセンサー、カメラを車に仕込んでおけば、あとはゴーグル側をブラッシュアップすれば実現出来そうな印象です。現にカロッツェリアのAR HUDはX-Ray以外の機能はほぼ実装しています。これをゴーグルにしてしまえばいいだけのことですからね。

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現在はコンセプトモデルの段階ですが、既に米大手半導体メーカーのクアルコムと共同で開発を進めているとのこと。クアルコムの技術を考えれば実現可能な話でしょうから、あとはMINIにとって満足のいくものを作れるかが問題になってくるところでしょう。

ただ運転用のゴーグルと言われて、ごついARゴーグルを出されても誰も欲しくはないでしょうから、その辺はMINIのセンスの見せどころ。コンセプトイメージ以上にファッションアイテムに昇華してくれることを期待したいところです。

source: Re/code

(小山和之)