命がけでもそれがたまらん! ニューヨーク地下鉄の廃駅に潜入

命がけでもそれがたまらん! ニューヨーク地下鉄の廃駅に潜入 1

最初に言っておきますが、ちょっとヤバイ人ではあります。色んな意味で。

ニューヨークの写真家グレゴリー・バーグは、地下鉄の未使用区域に入り込んだり、高層ビルの上に登ったりして写真を撮っているのです。少々クレイジー気味ですが、写真はご覧の通りアメージングな仕上がり。

ニューヨークの地下鉄には、閉鎖されて使われていない駅やプラットフォームがあちこちにあります。今にも崩れ落ちそうなくらいボロいところがほとんどで(というか現役の駅でも同じくらいボロいところはいっぱいありますけど)、バーグはそういうところを探検するのが好きなのです。

「使われていない駅を地図で見つけたら、そこに行ってプラットフォームに乗ったり、サードレール(第三軌条)と走ってる電車を避けながら、トラックを歩いたりしてる。命がけだよ。」

サードレールというのは走行とは別の給電用のレールのことで、ニューヨークの地下鉄のものは常に625ボルトの電流が走っており、うっかり触れば即死ものの危険な代物。これはサードレールをまもるちいさな木の板の上に立っているバーグの写真。

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馬鹿じゃないの?と呆れる人もいるでしょうが、バーグはこのスリルがたまらんと言っております。撮影時刻は早朝3〜4時頃がベストだと。(ちなみにニューヨークの地下鉄は24時間運行しているので早朝3〜4時も電車は走ってます)

「感覚を研ぎ澄ませて、周囲に気を張っていなきゃいけないから、すごい緊張感なんだよ。死ぬかもしれないからミスはできない。両側から来る2台の電車とサードレールに挟まれたこともあったよ。」

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そんな苦労を知っていてもいなくても、写真はともかく美しいです。廃墟と同じように、過去の繁栄や賑やかさを想起させられる退廃美とでも言いましょうか。そこに文字通りアンダーグラウンドな暗黒世界的美しさも加わって凄みがあります。バーグは、通り過ぎる電車の光を使って撮った写真がお気に入り。

日本だったら、こんな写真を大っぴらに公開したら捕まりそうな気がしますが、アメリカでは大丈夫なんですね。捕まらないのはいいとして、本当に危なそうなのでどうかお気をつけて。

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これはバーグではなくて友だち

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Adam Clark Estes - Gizmodo US[原文

(的野裕子)