賢いつもりになってない? グーグル先生の熱心な生徒たち

賢いつもりになってない? グーグル先生の熱心な生徒たち 1

いや、賢いつもりじゃなくて賢いんだし…!

何かわからないことがある→とりあえずググる。これ、今や当たり前の流れとなりました。何気なくしている行為ですが、実は「検索する」ことで、人は脳内にストックされる情報量が増えた気になっているという研究結果が出たのです。

人が自身の「内部知識」を評価するとき、ネット検索がそれにどう変化をもたらすのか、イェール大学の研究者たちが調査を実施しました。被験者は1,000人の学生たち。9種類の内容の違う実験をし、知識を得るためにインターネットを使う被験者と、違う方法をとる被験者とでその違いを比較したのです。すると実験結果として、インターネットを使った被験者のほうは検索した分野に関係ないところでも、知識の知覚が上昇したというのです。

一例として、ジッパーについて調べるように言われた被験者グループを紹介しましょう。ジッパーに関する情報を得るために、うち数名はインターネットを使い、残りの被験者たちは印刷された紙媒体を読みました。その後、彼らにいくつか質問をします。ジッパーについてと、そして「曇りの夜はなぜ晴れた夜よりも暖かいのか?」などの全く関係のない話題についても一緒に質問しました。すると、インターネットを使っていた被験者のほうがジッパーに関係ない質問にも自信満々に答えるのです。それについての情報を読んでもいないのに、回答が合っていようとなかろうと関係なく自信満々。調査ではこんな例がたくさん見られたそうです。研究チームの一人、Matthew FisherさんはThe Telegraphにこう説明しています。

インターネットとは強力な環境であり、基本的にどのような質問を打ち込んでも、指先ひとつで世界中の知識にアクセスすることができる。それが自身の元から持っている知識なのか、外部からの情報なのか、混乱が生じるのは容易なことだ。本当に自身の知識であったとしても、その知識のうちどれほど実際に知っていて、どれほどインターネットに頼ったものであるかの境界は非常に曖昧である。

実際この調査によると、インターネットを使った被験者たちは自分たちのことを知識豊富だと評価するだけでなく、他の被験者よりも賢いと評価していることがわかっています。もちろん、だからって別に悪いことはありません。ただ、よくググってる人は思ったほど賢くないんだよ。それだけ。

image by Anthony Ryan under Creative Commons license

source: Journal of Experimental Psychology via The Telegraph via Engadget

Jamie Condliffe - Gizmodo US[原文

(SHIORI)