「Android M」、そしてスマホの未来がグーグルにやって来た #io15 #io15jp

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Androidの未来がやって来た。

「Android M」は今秋からのAndroidスマホを作動させる新しいソフトウェア(Mはマフィンの頭文字だと今でも思っています)。一見これまでとあまり変わらないルックスですが、数多くの変更点がマテリアル・デザインの外観の下に埋まっています。じっくりと見て行きましょう。

アプリ・パーミッション

グーグルの上級副社長スンダー・ピチャイは、Mは「洗練さと質」にこだわったAndroidと説明しました。開発者向けプレビュー版は今日からリリースですが、正式版は数カ月後に登場予定となります。大きなアップデートの一つは、アプリのパーミッション(権限)です。これによってユーザーはアプリの権限を許可したり無効にして、セキュリティやプライバシーの保護を強化できます。

新しいダッシュボードがパーミッションの管理を楽にしてくれます。各アプリごとに何が可能で何が不可能かを設定していきます。グーグルが言うには、アプリのアップデートもシームレスにできるようになるので、win-winな関係になるのが大きな変化です。

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カスタムChromeタブ

Android MではChromeカスタム・タブが登場します。何が新しいかというと、アプリとChromeブラウザがお互いのいいとこ取りをできるということ。例えばアプリの上でアプリを走らせることもできるようになり、さらにはChromeのパスワード保存やオートフィル機能、複数の認証プロセスでのセキュリティ強化も使えるようになります。

これからはAndroidがアプリに対応機能があるかチェックしてくれますので、開発者は、「アクセス許可?」のメニューオプションを眺める必要なく、アプリ同士を繋げられます。

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Android Payと指紋認証

Mに「Android Pay」がやってきます。名前の通り、iPhoneでタップして支払いするApple Payとほぼ同じ。全ての種類のクレジットカードで支払いができて、実際のカード番号はお店とは共有されることもありません。アメリカ全国70万店舗で使うためには、NFCが必要なんですが。詳しくはこちらをどうぞ。

もちろん安全な支払いには、安全な認識プロセスが必要です。そこでAndroidの指紋認証対応です。

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バッテリー消費の改善とUSB Type-C

「洗練さと質」なんて言われると、バッテリー消費が改善してくれないかなあ、なんて期待してしまいます。Androidは新しい機能「Doze」を導入して、それに答えてくれます。Android Mではデバイスのモーションセンサーが一定時間以上放置されたかどうかを検知。そうなると、スマホが自動で「ディープ・スリープ」に入ります。この機能によって、アプリを更新するためのバッテリー消費を抑えながら、アラームや必要性の高いメッセージの受信ができるようになります。

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グーグルがLollipopとMを搭載したNexus 6sをそれぞれテストしたところ、Mのスマホのバッテリーはスタンドバイで2倍長持ちしたそうです。さらに、充電にはUSB Type-Cにも対応しました。

Google Nowもアップグレード

Google Nowのバーチャルアシスタント化を進めてきたグーグルはこれまでサードパーティの開発者を集めてアプリを開発してきましたが、Android Mではさらに進化します。ホームスクリーンをダブルタップ。するとそのジェスチャーでGoogle Nowがたちあがります。この新しい機能をグーグルは「Now on Tap」と呼んでいます。

ミュージシャンの名前を素早く検索したり、クリーニング店に立ち寄る予定のリマインダーを作ったり、映画について調べたり、イタリア料理のレストランでカッコ悪い失敗をしないように準備することができます。またChromeの画面をタップするだけで、画面に表示されているイメージについて検索することができます。タップするだけでここまでできるって凄いと思いませんか?

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新しいAndroid向けPhotosアプリも発表されました。iOS版も同時に発表されましたね。グーグルの失敗続きのソーシャルネットワークから解放されていいところだけがAndroidでは残りました。例えば顔認識機能、シームレスな共有機能、編集機能やインターフェースの向上などです。でも本当のニュースはといえば、無制限の写真と動画のバックアップが無料でできること。ゼロ・ドル、ユーロ、円、ポンド、世界中どこでも無料ですよ〜! さらにiOS、Android、ウェブのどこからでも、今日からアクセスが可能です。

Darren Orf - Gizmodo US[原文

(鴻上洋平)