米国家安全保障局(NSA)の情報収集は違法。裁判所が新たな判断

米国家安全保障局(NSA)の情報収集は違法。裁判所が新たな判断 1

裁判所が米国家安全保障局(NSA)の監視プログラムは違法だと判断しました。

ニューヨークの控訴裁判所は、電話の通信記録のメタデータを集めることは愛国者法215条の範囲を超えた違法な行為だとしました。今回の判断は、これまで地方裁判所が出していたNSAの監視は合法だという結論を覆すものです。ちなみに215条というのは、簡単に言うと国際テロやスパイに対する情報収集のやり方を定めたもので、政府があまりにも簡単に個人のデータを入手できるということでずっと議論の的になってきました。

エドワード・スノーデン氏によって明らかにされたNSAの通信記録収集、これまで政府は215条によって合法だと主張してきたので、今回の判断は大きな打撃になるかもしれません。裁判所はNSAの215条の解釈(というか悪用の仕方)は「すべてのアメリカ人のプライバシー保護への期待をこれまでにないほど萎縮させる」とばっさり切り捨てました。

今回の訴訟は、2013年にスノーデン氏によるリークの後、米国自由人権協会(ACLU)が起こしたものでした。裁判所の判断に対してACLUの弁護士アレックス・アブド氏は、「数年間、アメリカ政府は法律をいいように解釈して、なんの罪もない数百万の国民をスパイしてきました。大規模な監視は私たちを安全にするものではなく、自由な社会でのプライバシーの必要性と根本的に相容れないものなのです」と声明を出しています。

NSAのスパイ活動については、この他にも色々な情報がありますが今後どうなるんでしょうか。今回の判断を受けて、きちんと見直されることを祈りたいと思います。

Kate Knibbs - Gizmodo US[原文

(conejo)