東京を舞台にしたスーパークールなPhotoshop映像

写真家のAaron Grimesさんが東京を映した動画作品「IN MOTION」がクールです。足早に歩きすぎてゆく人々の動きが重なり合い、ぼやけ、ただそこに止まっている人々だけがはっきりと見える。日常に確かに存在する「忙しさ」を映し出しながらもそれを虚ろなものとして表しているような、そんな幻想的な動画作品となっています。

AdobeのPhotoshopブログではGrimesさんがこう語っています。

「IN MOTION」では、忙しくて混雑した情景を、リラックスした感じに見せたかったのです。地下鉄のプラットフォームでのタイムラプスはクールに見えますが、すべてが早く動いているように見え、人がまるで押し寄せる虫のように見えてしまいます。それでは街のストレスが増幅されて見えてしまうのです。その代わりに私は、それとは別の方法を使って、人ごみのストレスをトーンダウンさせたのです。この方法で私が気に入っている複次的要素は、人が動きを止めると急に際立つ存在になるということ。これが見るものに共感できるものを与えます。

そしてその方法については…

多くの実験を重ねたのち、ビデオファイルを「Photoshop」内に独立したレイヤーとして取り込み、「mean」オプションで重ね合わせるように(スタック)しました。こうしてできたエフェクトは私が望んでいた、すべての動きがぼやけ混ざり合ったものでした。フレームを重ねれば重ねるほど、よりぼやけた映像になります。ここから、もしフレームをオーバーラップさせてエフェクトをジグザグにかけて(例えば:1-24、2-25、3-26といった具合に)、それらを重ね合わせ、プレイバックすることで私がずっと望んでいた映像を得ることができました。

日ごろ忙しくせわしなく動いている自分も、この動画の中の目に留まらない背景と化してしまうんじゃないか、もっと足を止めてゆっくりしてもいいかな。なんて思わせてくれる動画でした。

Casey Chan - Gizmodo SPLOID[原文

(abcxyz)