ヒラリー氏「警官は全員ボディカメラを装着すべき」

ヒラリー氏「警官は全員ボディカメラを装着すべき」 1

ハードウェアだけでは解決できないけれど。

大統領候補のヒラリー・クリントン氏がコロンビア大学で警察組織の改革について講演し、警察官全員にボディカメラ装着が必要だと呼びかけました。今米国では一般市民、特に黒人市民に対する警察官の暴力行為が大問題となっています。最近ではメリーランド州ボルチモアで逮捕された黒人男性が死亡した事件をきっかけに、ニューヨークやワシントンも含めた全米で大規模な抗議デモが起こってもいます。

「我が国の警察組織に必ずボディカメラを使用させ、パトロール中の警察官と容疑者の間のやりとりを記録する必要があります」とヒラリー氏は言っています。「それによって透明性と責任追跡性が向上し、レンズの両側にいる善意の人を守ることができます」。

すでに米国では、ボディカメラをテストしたり実際使ったりする警察組織が増加中で、ロサンゼルス警察などがその例です。ミズーリ州ファーガソンの事件で警察官に射殺されたマイケル・ブラウンさんの家族も、警察のボディカメラ使用を強く働きかけてきました。

ボディカメラ推進派は、警察の行為を記録すれば対市民の暴力を牽制でき、万一そんな事態があっても証拠が残ると言っています。でもボディカメラが何もかも解決するわけではありません。カメラの記録が不当行為の証拠になるには、映像が法廷で証拠として認められる必要がありますが、今まで必ずしも承認されてはいません。また仮に映像が残っても、意図的に消去されてしまったら意味がありません。だから警察にとって都合の悪い映像が消去されないためのルール作りも必要になってきます。

オバマ大統領は、米国各州の警察がボディカメラ計5万台を購入するための支援として7500万ドル(約90億円)の拠出を提案しており、ヒラリー氏もこれに賛同しています。大統領選の長い道のりのまだ早い段階でこの問題が提起されたことで、ボディカメラが政治的な色を帯びていきそうです。

source:CNNNBC News

Kate Knibbs - Gizmodo US[原文

(miho)