買う前にチェック! パソコン購入指南セレクションガイド【2015年夏版】

買う前にチェック! パソコン購入指南セレクションガイド【2015年夏版】 1

いろいろありすぎても困るのよね……。

そろそろパソコン買い替えようかな。壊れてしまったので、とにかく急いで買わなきゃ。購入理由はいろいろですけど、新しいパソコンを購入するとき、どれにしようかと普通は悩みに悩んでしまいますよね。せっかく意を決して大金をはたいて購入したのに、やっぱり別のモデルのほうがよかったかな?

そんなふうに後悔先に立たずとはならないように、上手にパソコンを選ぶ方法はありませんか? このリクエストにこたえるべく、最新版のセレクションガイドを、米GizmodoのDavid Nield記者が用意しました。スペックカタログの見方から、意外な役立つ選び方のコツにいたるまで、ラップトップ選びの参考にチェックしておいて損はなさそうです。これからノートPCを購入しようと考えている人は、買う前に必ず検討しておきたいポイントばかりになっていますよ。

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ノートPCの購入は、人生において重要なステップと評しても過言ではないでしょう。今後数年間は、ほぼ毎日のように顔を合わせながら、映画鑑賞から仕事や勉強まで、まさにあなたのコンパニオンとして大活躍してくれる存在なんですから。

それにしても、世のなかには、なんと多くのノートPCが出そろっているのでしょうか。この豊富な選択肢のなかから、いったいどうやって自分にとってベストな1台を選べばいいの? その悩みを解決するのに役立つ、全4カテゴリーからなるノートPCの購入指南ガイドをお届けいたしましょう。

1. OSを選ぼう

数ある選択肢のなかから、もっともスムーズにベストモデルを絞り込める最初のステップは、どのOSを搭載するノートPCを選ぶかというポイントです。もちろん、ほとんどの人は、すでに買おうとする前から、これまで使っていたものと同じOSのモデルを選ぼうとしていることでしょう。とはいえ、意外と違うOSを選択してみることで、驚きの満足をもたらす1台に出会えることだってあるのです。少なくとも、どのOSがよいかというポイントは一考の価値がありそうですよ。

なお、とにもかくにもWindowsでなきゃダメだ。そんな人は、いまWindows 8.1をOSに搭載したノートPCを購入しておくのはお買い得でしょうね。新しいWindows 10の発売を前に、在庫一掃処分セールが行なわれている可能性は高いですし、実際はWindows 8.1のモデルを購入しても、Windows 10のリリースと同時に無料でアップグレードできてしまいますから。新たに生まれ変わったスタートメニューや、音声認識アシスタントの「Cortana」、そして、バイオメトリクス認証のログイン機能「Windows Hello」まで、すべて心おきなく利用することができるでしょう。

ちなみにWindowsを優先して選択すべき人のタイプとしては、ChromeブラウザからSpotifyの音楽配信サービスまで、とにかく最新版を早く手に入れて利用したいユーザー層が挙げられます。どのアプリケーションサービスも、まず大抵はWindows版からアップデートがリリースされるのが世の常ですからね。それと、いわゆるゲーマー層として知られる、各種PCゲームのヘビーユーザーも、きっとWindowsからは離れることができないことでしょう。

とはいえ、Windowsを使っているユーザーが多いことで得られるメリットがある半面、マルウェアからスパイウェアまで、Windowsを狙うセキュリティ上の脅威は、ほかのOSとは比べ物にならないほど大きいことも覚悟しておかなければなりませんよ。常にセキュリティ面でリスクを抱えるWindowsを、絶対に使い続けなければならない必然的理由がありますか? この質問は、時間を取って考慮しておきたいものですよね~。

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というのも、Windows 10リリース前夜と似たようなボーナスタイミングが、アップルのOS Xでも到来しており、まさに現在がベストなMacの購入時期となっています。いまOS X Yosemiteの入ったMacを購入するユーザーは、とにかく安定したセキュアなOSを目指して、今秋にリリースが決定しているOS X El Capitanの最新OSへと、無料でアップグレードできますよ。

WindowsとMacでは、どちらが安全なのでしょうか? この問題をめぐっては、双方にそれぞれ言い分があることでしょう。しかしながら、圧倒的なユーザー層という理由から、セキュリティ上の数々の脅威のターゲットになっているWindowsと比較して、Macのほうがセキュリティ面でのリスクは低く、現時点では安心して使えるOSとの評価を獲得できているのは間違いないかもしれませんよね。また、WindowsからMacへ移行すると、Retinaディスプレイを採用しているモデルであれば、その美しいグラフィックスに感動する人も少なくないようですよ。

あまりMacを褒めてばかりでもいけませんから、注意を一言。長らくWindowsを使ってきたユーザーがMacに鞍替えすれば、はじめはWindowsと異なるユーザーインターフェース(UI)やキーボード配列、操作方法などなどに戸惑ってしまうことでしょう。それから、これまで以上にアップルの製品と密接にかかわらざるを得なくなってしまうはずです。次第にアップルに囲い込まれていく自分の姿に気づくようになるのかも……。

さて、ここに賛否両論の激しい対立があるものの、いま間違いなく人気急上昇中の第三のOSがあります。それはグーグルのChrome OSを搭載するChromebookシリーズの新しいノートPC。Chrome OSは、良い意味でも悪い意味でもブラウザベースのOSです。ですから、とにかく自分がパソコンを使ってしていることなんて、ほとんどがブラウザ上でできてしまいますというタイプのユーザーならば、Chromebookを選んで満足する可能性は、思いのほか高いとも考えられます。

ブラウザベースのChrome OSには、最大のメリットとして、WindowsよりもMacよりも、とにかく軽量高速起動という特長があります。すべてのタスクが基本的にオンラインで行なわれていくため、バックアップ作業もウイルス対策ソフトの導入も必要ありません。普通のノートPCならば、使えば使うほど、いろいろと不要なキャッシュやソフトがたまってきて、パフォーマンスは低下していく一方でしょう。でも、Chromebookならば、常に購入時と同じか、あるいはより高速なパフォーマンスを期待できる、時間の経過とともに劣化を感じさせないマシンが使えるメリットまで味わえそうですよ。

しかしながら、やはりブラウザベースのOSゆえの大きな弱みも抱えています。一部のGmailやGoogle Driveなどのアプリケーションでは、オフライン作業もサポートされてはいますけれど、基本的には、インターネットにつながっていなければ、ほとんどなにもできないでしょう。常にWi-Fiの安定した電波が作業環境に必須となってきますよ。最近では、こうした常時オンラインという環境を確保するのも難しくなくなってきたので、ますますChromebookが好まれるようになっていく可能性はありそうですけどね。ただし、映画や音楽ファイルの再生にも、いちいちクラウドスペースへとアクセスしなければならないのが面倒に感じる人は多いでしょう。

2. ディスプレイのサイズを選ぼう

いざどのOSのノートPCを購入するかを決めたなら、次なる段階は、どのサイズのモデルを購入するかというポイントになってきます。もっと正確に表現するならば、ディスプレイサイズ、パフォーマンス、携帯性の3つのポイントから、どこで妥協することに決めるかという課題をクリアーしなければなりませんよ。

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基本的に購入したノートPCは外出先でも利用し、外へ持ち歩くことが多いという人は、11インチから13インチまでのサイズのモデルを選ぶとよいでしょう。これより大きなディスプレイサイズだと、電車やバスの車内で開いて使うのは難しくなるでしょうし、なによりも携帯性に優れないため、外へ持ち出すこと自体がおっくうになってしまうでしょうからね。

もしもあなたが、持ち運び可能なノートPCでも、ほぼデスクトップに固定してしか使わないというタイプのユーザーであれば、迷わず15インチから17インチのサイズのモデルを購入することをおすすめします。映画を鑑賞するにしても、ゲームをプレイするにしても、動画や写真を編集するにしても、大きくて余裕のあるディスプレイサイズで作業が進められるでしょう。大きくなって購入価格がアップしても、それに十分に見合ったパフォーマンスに納得すること間違いなしですよ~。

なお、ディスプレイサイズをチェックするときには、同時にスクリーン解像度にも目を向けるのを忘れないようにしましょう。一般的に高い解像度でピクセル数のアップした画面ほど見やすく、より使いやすいノートPCとなります。大画面で高解像度のモデルを選ぶ代わりに携帯性を犠牲にするか? それとも、コンパクトで軽量なモデルを選ぶ代わりに、小さくて狭い作業環境でも我慢するのか? このどちらで落ち着くかという決定を下すことになるわけですよね。ちなみにディスプレイサイズの小さなモデルには、後ほど説明しますけど、よりバッテリー寿命が長いという優れたメリットもありますよ。

3. CPU、メモリ、ストレージを選ぼう

最近は、どのラップトップも高性能化が進み、よほどのことでなければ、神経質にスペックの比較をする必要がないレベルに仕上がってきているのも事実です。新型MacBookなどは、これまでのパターンと大きく異なり、スペック面で飛躍的な進化を遂げるよりも、より薄型デザインのほうへ気を配る設計が採用されたりもしていましたよね。また、単にカタログスペックだけではわからないことも少なくないため、レビューを参考にすることがすすめられたりもしています。とはいえ、最低限はチェックしておいたほうがよいポイントをあげておきましょう。

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まずはプロセッサーのスペックからおさえておきましょう。CPUのコア数クロックスピードに注目するだけで、大まかなパフォーマンスをつかむことができますよ。デュアルコアよりもクアッドコア、クアッドコアよりもオクタコアというように、コア数がアップすればするほど、またGHzで表示されるクロックスピードの数値が高ければ高いほど、より高速処理ができるハイパフォーマンスのノートPCが手に入ることを意味しています。

同時にRAMとよばれる本体メモリからは、一度にどれだけのタスクをこなせるパワーをもっているかがわかりますよ。RAMメモリが多ければ多いほど、同時に数多くのブラウザのタブを開いてもパフォーマンスが落ちません。さらには、よりパワフルな作業となる高解像度での動画再生やゲームプレイなども、ストレスなく同時に行なえることでしょう。まずはCPUの性能を優先してチェックするものの、その次にRAMの性能にも忘れずに目を向けておきましょう。

最後にストレージスペースも大切なポイントです。どれほどのデータを、ノートPCへローカル保存することができるのか? このところ、オンラインでデータ保存やバックアップができるクラウドサービスなどが普及しているのも事実ですけど、ローカルストレージが十分に確保できるのに越したことはありませんよね。とはいえ、先ほどまでのCPUやRAMとは異なり、ここは節約可能なポイントでもあるでしょう。あまり動画や写真、音楽を保存する必要がない人ならば、ストレージスペースは少なくても安いモデルのノートPCをみつけられそうですよ!

なお、一般的なユーザーならばチェック不要ですが、GPUとよばれるグラフィックスチップを搭載したグラフィックカードの性能も、ノートPCのパフォーマンスを知るうえでは重要なポイントです。最近では、値段を下げるために、マザーボードに搭載されているチップセットやCPUの内部にグラフィックス機能を統合した設計も多く採用されるようになってきました。しかしながら、ヘビーゲーマーやハードなマルチメディア編集作業が求められるデザイナーなどは、GPUの基本性能が十分に確保されているかもチェックすることが大切になってくるでしょう。

4. その他のポイントにも目を向けよう

すでにディスプレイサイズの検討時に判断が分かれているでしょうが、もし外出先などのモバイル環境でノートPCをフル活用することが求められるならば、バッテリー寿命をチェックするのは非常に重要です。長時間もつバッテリーが備わっているか? このポイントを見極めるうえでは、カタログに記載されたスペックデータよりも、レビューを参考にしてみることをおすすめしますよ。実際のところ、何時間までならば充電なしで使い続けられるのか?よりも、現実に即したバッテリー寿命を購入前から把握することが可能になるでしょう。

とにかくバッテリー寿命が長いノートPCを選ぼうとすると、薄型軽量デザインコンパクトモデルばかりが選択肢にあがってくることに気づくでしょうね。でも、それは同時に低パフォーマンスのモデルにならざるを得ないというのも実態です。やはりここでも、どの程度のスペックを求めるのかは、どこで満足できるかという妥協点を探る展開となってくるのは避けられませんよね。

あなたは外付けドライブや外部モニターへの出力など、ノートPCに各種の入出力ポートが必要ですか? 最近は、ほとんどの作業をワイヤレスでこなせるようになってきてはいるものの、大容量ファイルの受け渡しには、依然として有線接続がスピードと信頼性の両面で好まれます。ですから、マイナーなチェックポイントではありますが、自分の使いたいデバイスがサポートされるポートは標準装備されているか? 購入してから、あっ、なかったと慌ててしまう前に確認しておきましょうね。

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さてさて、いろいろな役立つチェックポイントを列挙してはきたものの、実は最大の決定要素は、お財布の中身との相談。結局のところは、そんな人が大半だったりするかもしれませんよね。いくら自分の理想に近いモデルがみつかっても、明らかな予算オーバーであれば、最初から選択肢としては除外されてしまうことでしょう。でも、繰り返しますけど、ノートPCの購入は、その後の数年間のあなたの人生経験を左右するものでもあります。可能であれば、少しでも多くの予算を奮発して、理想に近い満足できるモデルをゲットするようにしてくださいね。

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いかがでしたか? 北米では、すでにChrome OSが急速な普及を見せはじめており、第三のOSとして選択できる土壌が整ってきているのはうらやましいようにも思えます。とはいえ、米GizmodoのDavid Nield記者によるセレクションガイドには、カタログスペックだけではわからない重要ポイントの見極め方から、初歩的な絶対におさえておくべき検討ポイントまで、すべての人がパソコンを購入する前に必ずチェックしておくべき項目が、よくまとめられています。これは保存版の情報にしておいて、パソコンを買いたくなったら見返すようにしたいものです。

それにしても、Windows 10とOS X El Capitanの登場前夜となるいまこそ、無料アップグレードを狙って、在庫処分セールに目をつけたパソコン購入の絶好のチャンス到来なのやもしれません。これから久々にパソコン市場が盛り上がりをみせてきたりもするのかな?

David Nield - Gizmodo US[原文

Header image: wowomnom/Shutterstock.com

(湯木進悟)