「Adobe Live 2015」本日開催、アドビ史上最大のアップデートの全容が明らかに

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    モバイルとデスクトップの連携に注目!

    ビジネスパーソンであれば誰でも使うPDFの開発元であり、PhotoshopIllustratorなどのクリエイティブツールを提供しているアドビ社。そのアドビが今回大規模なアップデートを行いました。なんとも、「アドビ史上最も強力で大規模なメジャーアップデート」とのことですよ。わくわくするではありませんか。

    本日6月17日、アップデート情報をアナウンスする「Adobe Live 2015」が13:30〜開催されるとのことで、ギズも潜入してくることにしました! このページで随時更新していきますのでお楽しみに。

    事前情報としては、Creative CloudのAndroid対応やiOS向けの新たなアプリ提供がされる予定です。また、世界中のクリエイターたちが自分の作品を投稿するポートフォリオSNS「Behance」の代表であるスコット・ベルスキー(Scott Belsky)氏の基調講演も予定されていますよ。彼が日本に向けて何を話すのかも気になりますね。

    Adobe Live 2015はリアルタイムでのストリーミング配信もされる予定です。気になる方はこちらから視聴申込みをして、ギズと一緒に盛り上がりましょう!

    はじまりました

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    13:30、「Adobe Live 2015」はじまりました。オープニング映像がかっこいい! こちらのオープニングは東市篤憲さんによるもの。東市さんはBUMP OF CHICKENの新曲MVの監督をなさっている方、さすがです。

    スコット・ベルスキー登場

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    世界最大級のポートフォリオSNSである「Behance」の代表、スコット・ベルスキーが登場しました。「日本のクリエイティビティは世界で評価されており、中でも東京は世界一クリエイティブな街。今後も、世界のクリエイター同士のつながりを深めていく活動をしていきたい。」とのこと。

    Creative Cloud 2015の3つのテーマが明らかに

    ベルスキー氏より、今回大幅に改定されたCreative Cloud 2015のテーマが明らかにされました。「正確さとパフォーマンス」、「コネクテッドアプリ」、そして今回発表する「CreativeSync」の3つです。CreativeSyncとは、写真やベクターデータ、フォントなどのデータをシームレスに同期化するというもの。スマホで作ったデータをパソコンで修正、といった作業がスムーズになりそうですね。

    新サービス、Adobe Stock提供開始

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    新しいコンテンツサービス、「Adobe Stock」がローンチされました。アドビ監修による数千万点の高画質な画像がストックされており、その中から気に入った画像を選んでいくと他のアプリケーションで使えるというもの。Adobe Creative Cloudが入っている全てのデバイスで同期され、そのままデザインに活用できます。もちろん画像の購入には料金がかかりますが、例えばカンプ作成等には透かし入りの画像を無料で使えます。

    Adobe Comp CCでiPadでカンプ作成

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    ふとした瞬間にデザインが思いつくことってありますよね? そんな時に普段持ち歩いているiOSデバイスから想いをカタチにできたら便利です。今回、iOS向けアプリであるAdobe Comp CCがアップデートされ、さらに使いやすくなりました。Adobe Live 2015では、iPadを使ってカンプ作成する流れをデモで見せてくれましたよ。

    指で四角を描くと見出しに、四角の中に線を描くとテキストに、簡単にボックスの配置ができます。画像はAdobe Stockでお気に入りしておいた画像を配置でき、フォントはAdobe Typekitの何種類ものフォントの中から選ぶことができますよ。細かいところはデスクトップでPhotoshopを開けばiPadのデータが同期されてきます。CreativeSyncの強みですね。

    スマホで撮った写真がPhotoshopのブラシに!

    次は「Adobe Brush CC」です。スマホで撮った画像があっという間にPhotoshopのブラシになります。背景の透かしもあっちゅう間。こちらのBruch CCはAndroidにも対応してます。

    Adobe Shapeで写真をベクター素材化しよう

    アウトライン化して読み込んだものは、ベクター素材としてパスの修正もできます。トレースする作業がなくなるのでは? 一億総クリエイター時代もすぐそこです。こちらもAndroid対応です。

    Ai Touchが便利すぎて涙

    Illustratorがタッチパッド対応しました。このAi Touchを使えばベジェ曲線の最初の難関であるハートも指で楽々かけてしまいます。そして、イラレで色を塗るために必須のクローズドパスにすることも簡単。なんとパスとパスの間を指でなぞるだけでクローズドパスになるんです。

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    便利になるのは良いことには変わりありませんが、これからイラレを勉強する人は上記のような苦労をしなくて良いのかと思うと少しくやしいです…。

    このほか、Illustratorでは今まで拡大表示が6400倍→6万4000倍と10倍拡大できるようになったり、拡大縮小する時のもたつきが1/10に軽減されるといった、嬉しい機能改善もありました。

    PhotoshopはWeb・UIデザイナー歓喜のアプデ

    Photoshopにグループ共有機能がつきました。Creative Cloudのユーザー同士で同時にひとつのファイルを編集できるんですね。メールを介した面倒なやりとりとはおさらばです。また、アートボードを複数管理できたり、他のデバイスからリアルタイムでプレビューすることができるように。

    Dreamweaverはレスポンシブデザインをもっとやりやすく

    先日、グーグルがレスポンシブデザイン未対応のサイトを検索上位に表示しないという対応をしました。今、業界内ではレスポンシブデザインが喫緊の課題となっているわけですが、アドビさんが味方になってくれました! この新機能ではPCでは2カラム、スマホなど小さい画面では1カラム、などの仕様変更を簡単に行うことができますよ。

    また、画像をドラッグ&ドロップでコーディングできるようになるなどの新機能も追加されています。

    これからは画像加工もモバイルで

    画像加工も指1本でできる時代。マウスを使ってもやっかいな画像の切り抜きをiPadでいとも簡単に、そして綺麗にできていたのには驚きました。

    After EffectsからRAMプレビューが消えた日

    ちょっと興奮気味のツイートをしてしまいましたが、動画編集する人はわかってくれるはず。さっそく帰ってからアップデートしたいと思います。

    新iOSアプリ、「Adobe Hue CC」

    このAdobe Hue CC、事前にインストールしてみたのですがいまいち使い方がわからなかったんですよね。要は、これ綺麗だなって思った写真のカラースキームを動画編集に使えるってことのようです。綺麗な海の色とか、夕焼けの色とか、同じ色合いの動画が作れるなんて素敵ですよね。

    Charactor Animatorでオリジナルキャラを動かそう

    こちら、Photoshopで顔や関節などの可動部分をレイヤー分けして作ったキャラクターでアニメが作れます。インカムで顔の動きをトラッキングして、キャラクターが同じ動きをしてくれます。これからのアニメ作成には、作り手の演技力も必要になるってことですね。

    Adobe CCを導入するなら今かも

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    今回の充実のアップデート内容を見て、Adobe Creative Cloudを導入したくなった人も多いはず。気になる価格ですが、CCコンプリートプランは月額4,980円。ただ、既存のCS版を持っているユーザーは7月末までに申し込めば初年度月額1,980円! こういう古くからのユーザーを大切にする姿勢、嫌いじゃありませんよ。

    おわりに

    今回のAdobe live 2015、新機能が盛りだくさんで聞いているだけで楽しかったです! 特にiOSやAndroid OSへの機能強化がめまぐるしく、モバイル端末からの作業という点に力を入れていることが伝わってきました。これまでキーボードとマウスで行っていた作業が指1本でできるようになっていくんですね。そしてトレース作業などの単純作業はどんどん自動化されていく。今日、クリエイティブの未来を見た気がします。

    source: Adove Live 2015

    (前田真希子)