Gmailの送信取り消し機能、かつては裁判沙汰の問題だった

Gmailの送信取り消し機能、かつては裁判沙汰の問題だった 1

今週正式サービスとして追加されたGmailの「送信取り消し」機能。「あ、ちょっと待って!」が可能になり、多くの人がほっとする嬉しい機能です。しかし、この機能が正式サービスとなる前は、「ちょっと待って」の取り消しが、それはそれは難しい問題だったのです。かつては、「ちょっと待って、やっぱやめた!」をするため、裁判所に許可を求める騒ぎだったのをご存知でしょうか。

あれは、2014年6月のこと。ゴールドマンサックスの契約社員が、仲買資金などの個人情報を含む会社の超極秘情報満載の資料を誤送信してしまいました。ゴールドマンサックスのメールアカウントに送信するつもりだった資料添付メールを、誤ってGmailアカウントに送信してしまったのです。その結果、もーんのすごく重要な情報が詰まったメールが、見ず知らずのとある人のGmailアカウントに届いてしまいました。これは、とんでもない事態!

ゴールドマンサックスは、まずそのGmailアカウントを持っている個人に連絡をとり、メールを削除してくれるよう頼もうとしましたが、アカウント保持者へ連絡つかず。そこで、グーグルに連絡をとり、このメールを「送信取り消し」にして欲しいと依頼。しかし、当時、そんな機能はなかったため、グーグルは裁判所命令を取り付けるよう指示しました。その結果、ゴールドマンサックスが、ニューヨーク州最高裁に、非常事態として申請したことがきっかけで、ロイター社にニュースとしてすっぱ抜かれてしまうという踏んだり蹴ったりな事態となりました。まぁ、最終的には裁判所命令により、グーグルが「送信取り消し」の処置をとり、またメールを受け取った人もメール開封前だったことがわかり一件落着となったのですが。

うっかりミスで、あわや大惨事の事件でした。それもこれも「送信取り消し」機能がなかったばっかりに…。正式機能となって、本当ありがたいことでございます。

source: Ars Technica, Reuters

Annalee Newitz - Gizmodo US[原文

(そうこ)