Apple Musicハンズオン。見た目はばっちり、肝心な部分は無料体験待ち

2015.06.10 17:00
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米GIZMODOのSean Hollister記者がWWDCでApple Musicを実際に試すことができたようです。そのハンズオン記事を読んでみましょう。


***


私はSpotifyもRdioも使いませんし、Pandoraだってあまり使いません。たまに特定の曲を聴きたくなることがありますが、たいていは何も考えずに自分の好きなタイプのいい曲が聴くことができればいいなと思っています。「これだけあれば他の音楽アプリはいらない」というApple Musicにしてみれば、そんな私はピッタリのユーザーなわけです。でも実際のところはどうなのでしょうか? それが、なんとも言い難いんです

アップルはWWDCでGIZMODOに別室でハンズオンさせてくれて、私は約10分間アプリを使うことができました。写真は撮ることができませんでしたし、発言を引用することも禁止。ここで書けるのは自分が目にしたことだけです。そこで見たのは、音楽を聴くためのいろんな方法が詰め込まれた、カラフルなインターフェイスでした。その全てを試してみたいと思わせてくれるものでしたよ。現時点でApple Musicに対していうことのできる最大の賛辞はそれに尽きます。



Apple Musicはユーザーの好みを理解して、ユーザーに合った音楽を賢く選んでくれるもの。でも、ただの冷たく血の通っていないアルゴリズムではなく、人の温かみも感じさせてくれるもの、のはずです。実際のハンズオンではこうなりました:


1.)Apple Musicを使いはじめると、ジャンルとアーティストを示す小さなバブルが表示されます。それらを一度タップすれば「好き」、二度タップすれば「とても好き」、と言う具合にApple Musicに自分の好みを教えていきます。これでだいたいどういうのが好みなのかをApple Musicが理解するわけです。(これには、iTunesですでに購入している曲なども考慮されます。)

2.)Apple Musicを使えば使うほど、ユーザーがどんな曲を流すのが好きなのか覚えていきます。

3.)Apple Musicは実際の人間であるDJ達が作ったプレイリストでユーザーの好みに合うものを紹介してくれます。どうやっているのかはっきりとはわかりませんが、きっとアルゴリズムが関わっているのでしょう。


そして「For You」タブ。これがApple Musicの入り口であるタブです。でもその他にも4つのタブが用意されています。自分へのお勧めとは無関係に新曲や人気曲を知りたい場合は「New」タブへ。ノンストップのラジオを探しているなら「Radio」タブ。お気に入りのアーティストの最新情報が知りたい場合(例えば、OneRepublicが最近のコンサートの時に泊まったホテルを紹介する様子や、未発表の曲のスニークピークとか)は「Connect」。そして、昔ながらのiTunesみたいに保存したプレイリストや曲にアクセス可能な「My Music」タブです。

それぞれのタブが独立したアプリになってもいいほどのコンテンツが各タブにありました。

「For You」はただプレイリストがあるだけではなく、好みのアーティストや、ユーザーが好きそうなアーティストの新アルバムがまるごと聴けたりもします。「New」はただのトップ100チャートの他にも、完全にキュレートされたストア的なページがあり、最新のアルバムやシングル、そしてキュレートされたプレイリストもあります。特定の音楽ジャンルや、特定のアクティビティ用(例えば「夏のバーベキュー用」とか)のプレイリストもあります。曲、アルバムのトップチャートの他に、ミュージックビデオのチャートなんかもあるんです。「Radio」は三人の有名DJたちによるメインチャンネル「Beats One」だけでなく、ジャンルを選べもします。

正直なところ、選択肢がありすぎてクラクラします。でも逆に言えばこれは、いつでもどんなムードの時でも曲が探せるということ、であると期待したいところです。

ハンズオンではわからないこともありました。この10分のデモではこのサービスをパーソナライズすることができなかったのです。なので本当に自分が聴きたいような新しくて面白い曲を日常的に紹介してくれるかどうかは、なんとも言えません。それに、自分の好きなアーティストがアップルのこのサービスを使うようになるのかもわかりません。

アーティストのTwitterやFacebookアカウントからコンテンツを取ってくるわけではなく、アーティスト自身がアプリを使ってアップデートを更新していかなくてはならないのです。アーティストもちゃんとサインアップして、認証されなければいけないようになっています。これは、YouTubeやMySpaceのように誰もがアカウントを作れて、誰もがチャンスを持っているというものではないのです。

このサービスにはたして月10ドルの価値があるのか、6人家族で月15ドルの価値があるのか、私には何も言えません。なぜなら機能の点に限って言ってしまえばApple MusicはSpotifyとはそう変わりがないからです。Apple Musicの価値を決めるのはどれだけアプリ(と人間のキュレーター)が「スマート」なのか。それは3ヶ月の無料体験でその答えを見つけることができるでしょう。

Apple Musicが本当に自分に合ったものなのか、その答えを探す旅の始まる6月30日が楽しみです。


***


なお原文の追加情報として、プレイリストは他のApple Music加入者とシェアしたりもできるようです。

Apple Musicサービスの肝である、ユーザー向けのパーソナライズ機能がどれだけよく出来ているのかがハンズオンではわかりませんでしたが、音楽が好きな人には注目のサービスですね。


Sean Hollister - Gizmodo US[原文
(abcxyz)

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