NASAによる2100年の世界天気予想

150615nasa.jpg

2099年7月の世界です。み、見なきゃ良かった…。

今年は1月から400ppm超えで危険水域になったと騒がれたCO2濃度は、なんと900ppmいって、大気中の0.1%近くに達してますよ。

150615nasa_a.jpg

地図は1日の最高気温を示したもので、NASA Earth Exchange(NEX)が9日発表したデータセット「 GDDP(Global Daily Downscaled Projections: 世界の1日単位の気候予測縮小版)」にあったもの。21通りの気象モデルから代表的将来シナリオ(RCP4.5、RCP8.5)に沿ってシミュレーションを行った縮小版ですね。空間分解能は0.25度(~25 km x 25 km)。

データは市町村単位、1日単位まで絞って見られるため、どの国も国内の気候、洪水、干ばつの気象変化のパターンを見て予測を立て、将来に備えることができます。地球科学者や興味のある人が誰でもこうやって眺めて、丸焦げの未来を俯瞰できる超すぐれもの。

「宇宙からの観測で得た地球の知識をもとに、未来に備える新製品をつくるのもNASAのお仕事です」、「この全世界のデータセット公開により、世界中の人たちが地球温暖化への対応計画を練るのに使える貴重な新ツールを得たことになります」と、NASAチーフサイエンティストのEllen Stofanさんは話していますよ。計画もなにも鉄板焼きの未来しか見えなくて、とりあえず頭ん中真っ白ですが。

以下はNASAの発表です。

このNASAのデータセットでは、世界中の観測データと、第5期結合モデル相互比較計画(CMIP5)の気候シミュレーションのデータを統合しました。これらの気候シミュレーションでは、今ある最高の気象システムの物理モデルを駆使し、2つの異なる温室効果ガス排出シナリオのもとで世界がどうなるか予測を立てています。 ひとつは現状維持でいく「ビジネス・アズ・ユージュアル」のシナリオ、もうひとつは排出が激増する「エクストリーム・ケース」のシナリオです。

NASAの気候予想図を使うと、1950年から2100年までのタイムスパンで、世界中の未来の気温と降水量のパターンを観測幅25kmの高分解能で細かく見ることができます。世界中の最高気温、最低気温、降水量の予想が1日単位でチェック可能。全体で11テラバイトあるデータセットです。

11テラバイト! NEXのデータは、アマゾンウェブサービス上のOpenNEXプロジェクトで無料公開中です。最新気象予測モデルを誰でもこうして見てシェアできるなんて、考えてみたらすごいことですね。ダウンロードはここ。OpenNEXの詳細はここ(カッコいい~)。

おまけ:

CO2が流れ流れて地球を巡る様子@2006年

おまけ2: NHKによる2050年の天気予報

source: NASA

Maddie Stone - Gizmodo US[原文

(satomi)