豪華な食事、ダンス、そして斧…。一体これはなんのイベントでしょう?

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唐突ですが、問題です。皆さんは以下の画像を見て何のイベントか分かるでしょうか?

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やたらムーディーな会場。クラブ?

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斧を振りかざす男が登場。何をする気だ。

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美味しそうな肉の塊をさばくシェフがいたり。

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マッサージしてもらったり…。気持ち良さそう!

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挙句の果てにはダンス。笑顔炸裂ですね。

どこかネジが外れちゃったみたいに楽しんでいる様子。なにかしらのパーティーかと思いきや、実はこれ全部ハッカソンでの一幕なんです。

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何やらトロンのような世界観の「BattleHack」

PCに向かって黙々とプログラミングを続ける(ようなイメージの)ハッカソン。しかし、テンションの高さとゴージャスさが売りの「BattleHack」はそんなハッカソンのイメージとはかけ離れています。世界14都市で開催されるワールドワイドなハッカソンなんです。そして、ついにこの6月に東京で初開催、日本代表を決めようとしています。

ところで気になるのが、「BattleHack」を仕掛けているのは誰?ということ。実は1998年の設立以来、一貫してデジタル決済のイノベーションに努めてきた、ご存知PayPalなんです。

「え? なんでPayPalがハッカソンなんかやってるの?」

ということで、このゴージャスなイベントにいたく感心してしまったギズ編集部が、PayPal東京支店のHead of Partnerhips、野田陽介さんを直撃! 「BattleHack」を日本で行なうことになった経緯やその意気込みについて伺ってきました。

日本初開催は、スタートアップ・ディベロッパー支援に対する、本気度の表れ

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東京で開催される「BattleHack」含めたスタートアップ担当の野田さん。
ハッカソン時に使用するフレームが光るメガネを着用してもらいました

ギズ:なぜPayPalがハッカソンに取り組んでいるのでしょうか?

野田さん:背景からご説明すると、我々は今後、ハッカソンに限らずスタートアップやディベロッパー支援に積極的に関わっていきたい。では、なぜスタートアップやディベロッパーなのか? まずは言うまでもなく、モバイルへのシフトがドンドン進んでいて、今スタートアップで創業するとまずはアプリなどモバイル体験から設計していきます。モバイルはここ数年PayPalが取り組んできたことで、すでに取引全体の30%を占めるまでになりました。そこで、アプリに4時間で決済を組み込めるモバイルSDKを提供しています。モバイル決済を簡単に導入できるようにすることで、スタートアップやディベロッパーのビジネスをお手伝いしていきたい。

次に、我々も元々はスタートアップであり、シリコンバレーのベンチャーです。創業して15年経ちましたが、スタートアップの苦しみというものを私たちは経験してきました。そんな時に支援してもらえる環境があったからこそ成功できた。だから、今度は僕らがスタートアップの成功を支援することが必要だと思っているんです。同じような産みの苦しみを味わっている日本の方々が成功できるよう、サポートする環境を構築し、支援していきたい。その一環として、今回日本で初めて「BattleHack」をやろうとなったわけです。

ギズ:ハッカソンはスタートアップやディベロッパーにアプローチしやすい?

野田さん:1つの手段ですね。ハッカソンだけではなく、例えば起業家やスタートアップ各社が集うB DSAH CAMPIVS(Infinity Ventures Summit)といったカンファレンスにもスポンサードしています。IVSでは前述のモバイルSDKのデモを行ったりすることで、PayPalの認知拡大を図っています。もし読者でIVSに来られる方がいたら、我々のブースにお越しください(笑)

ギズ:ハッカソンはPayPal以外にもたくさんの企業が行なってます。差別化という点でどのようにお考えでしょうか?

野田さん:一番大きいのはグローバルであるということ。今回は14都市で行ない、東京はそのうちの1つです。各都市で優勝したチームは、今年11月にサンノゼの本社で開催予定のワールドファイナルズへの参加権、および渡航費用を授与します。そして、ファイナルズの優勝に与えられる賞金は10万ドル(約1200万円)です。

また通常ハッカソンというと、入賞者したスタートアップのアイディアや所有権をもらうといった、企業としての狙いがあると思いますが、「BattleHack」ではそういった契約は一切ありません。さらにどういったものを作るかに関しても、「世のため人のためになる社会的な課題」を解決するものでなければならず、いわゆる決済サービス周りのものは求めていません。クリエイティブにまったく制限がないというところも、とても特徴的だと思います。

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ギズ:…。破格過ぎる賞金で言葉も出ないです。

野田さん:この「BattleHack」は3年目、またPayPalの利用手数料を決済金額で1.5億ドル分まで免除する「Startup Blueprint」という支援プログラムも2年前からローンチしています。社会貢献、チャリティーの一種とも言えますが、僕らを育ててくれた環境というのがあって、そこへの「恩返し」という気持ちの方が強いと思います。

ギズ:世界から見ると日本は遅れているという印象でしょうか?

野田さん:遅れているとはまったく思ってないですよ。僕は昨年までシリコンバレーにいて、3年くらいベンチャーみたいなことをしていたんです。シリコンバレーにいる日本人は少ないとは思いますけど、むしろ技術力もあって、決して遅れているとか、劣っているとは思っていない。ただ、それをビジネスにする力が上手ではないかもしれない。それにハングリーさです。向こうにいると中国人やインド人が多いんですが、彼らはものすごい貪欲なんです。

ギズ:のし上がってやろうという気持ちが違う?

野田さん:ものすごくアグレッシブなんです。彼らを見ていると、そういう差はあるかな?と思います。

グローバルな視点を望む「BattleHack」

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ギズ:どういうサービスが出てくることを期待されますか? 例えば UberAirbnbのようなサービスでしょうか。

野田さん:領域に限らず、やはりインパクトのあるものがいい。ごく一部の人しか使えないより、AirbnbやUberがあれだけ飛躍しているのも、業界規模が大きいですよね。狙っているというか、何十年も新規参入やビジネスモデルが変化していないような既存の業界やシステム自体を置き換えようとしている。そういうとてつもないインパクトを出せるようなサービスを期待しています。

ギズ:日本ならではの特徴を出したサービスの方がいいでしょうか。

野田さん:日本らしさももちろん大事ですが、それに囚われることなく、グローバルな視点で作られたものが良いでしょうね。どこまで日本を意識しているかはジャッジにとって関係ないと思います。前大会では、テルアビブから参加したチームが、携帯電話やWi-Fiのアクセスポイントをみんなでシェアする「AirHop」というアプリを開発しました。これなら災害時に有効で、世界中のどの場所でも抱えている課題を解決するインパクトを持っています。UberのAPIを使ってお年寄りがもっとUberを使いやすくしたサービスや、薬をどれだけ飲んだのかがスマホで分かるデバイス、また安全性の高い自転車用のスマートジャケットといったハードウェアハックも発表されています。ですから、グローバルで通用するサービスが生まれてくるのが理想ではあります。

PayPalの強み=セキュリティへの姿勢

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ギズ:モバイルを重視されていますが、正直モバイル決済の仕方が面倒だったり、セキュリティ面に不安を感じたりもしています。その点に関しては、どうお考えですか?

野田さん:スマホのような小さな画面で16桁のクレジットカード番号や名前、住所を入れること、そういった煩わしさの解消を提供できるのが、PayPalの1つのソリューションです。

1つの例として、モバイルのいいところは画面が小さいけれどカメラがついていること。先程も述べましたが、PayPalはカメラを使って文字や数字を認識し、クレジットカードを読み取る機能をアプリに組み込めるモバイルSDKを提供しています。このSDKを使えば、ユーザーがクレジットカード番号や有効期限の入力で離脱することを避けられますし、2回目以降のカード決済およびペイパル決済を自動にするワンタッチ決済をユーザーに提供できるようになるため、ユーザー体験は大きく向上します。モバイルであるが故の難しさをプラスに取って、カメラがついている、場所が分かる、そういった利点を使ってソリューションを提供しています。

一方セキュリティは我々の会社の根幹となっている部分でもあります。暗号化の技術をもとに創業していますし、セキュリティは我々が一番重きを置いているところなんです。

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ギズ:セキュリティに関しては年々どのような進化を遂げているのでしょうか。

野田さん:この間、イスラエルで創業されたサイバーセキュリティの会社を買収しました。決済においてセキュリティと利便性は常にトレードオフの関係にありますが、それらの両立を我々はずっと目指してきました。どちらかを犠牲にしてメリットを取るのではなく、両方満たしたものを提供する。例えば、PayPalが安心・安全と言われる最大の理由は、店側にカード番号を渡さずにカード決済できる仕組みにあります。ユーザー体験としてはIDとパスワードを入力するだけなんです。昨年2月、さらにこのパスワードを指紋認証に置き換え始めましたが、 今後も顔認証や虹彩認証など、セキュリティと利便性を両立できるテクノロジーにはいち早く対応していくでしょう。

PayPalが取り組む、機械(アルゴリズム)と人力によるリスクマネジメント

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ギズ:セキュリティと利便性の両立をするため、どのような取り組みをされているのでしょう。

野田さん:我々が他のテックビジネスと比べて大きく異なっているのは、人々にとって最もパーソナルな「お金」を扱っていること。決済を生業にすると必ず不正や未回収リスクが出てきます。それらをどのようにマネジメントするか、そこが実はPayPal最大の強みなのです。我々は、リスクマネジメントのノウハウを15年間積み上げてきました。

1日あたり1150万件の取引を24時間365日絶えずモニタリングしているのですが、これは随時アップデートされる機械(アルゴリズム)と、リスクマネジメントに携わる数千人の専任スタッフで構成されています。チェック作業は機械と人力、この2つのバランスが極めて重要です。機械だけではどうにもならないのです。だから監視体制も数千人で行なっていますし、カスタマーサポートにおいても約8,000人が全世界9箇所で24時間年中無休、16言語でお客様の問い合わせやトラブルに対応しています。

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優勝者に授与する「THE AXE」優勝トロフィーを手に記念撮影

インタビュー中に感じたのは、日本でのスタートアップやディベロッパーの役に立ちたいという姿勢セキュリティへの強い使命感。スマートフォンが普及し、スマートウォッチのようなウェアラブルが本格化してきた現在、モバイルを前提・中心としたビジネスやサービスにさらなる熱い眼差しが向けられています。日本発のグローバルに通用するサービスを開発したい方、またはただ単にシリコンバレーな雰囲気を楽しみたい方、「BattleHack」でその腕を試してみてはいかがでしょうか。

初めて日本で開催される「BattleHack Tokyo」への参加者は絶賛募集中です。その際は、テンションの高い格好でぜひ参加してみてくださいね!

BattleHack Tokyo(バトルハック東京) イベント概要

● 開催日時:2015年6月13日(土)10時〜6月14日(日)17時

● 会場:東京都品川区北品川5丁目5番5号 大崎ブライトコア3階

● 参加資格:個人、もしくは最大4人までのチームで参加

● 参加方法:こちらのサイトよりご登録ください

source: PayPal, BattleHack

(執筆:ホシデトモタカ、撮影:鳥居洋介、衣装製作:前田真希子)