チンパンジーもたまにアルコール飲んで酔っ払うことが判明

お~呑んでる呑んでる(笑)。

ギニアのチンパンジーがヤシ酒を盗み呑みしてる珍映像が京大を含む国際研究チームから発表され、世界中のメディアを賑わせています。

人間が設営した容器に葉っぱを浸し、せっせと口に運んで止まらないチンパンジー。どっかの誰かみたいですが、このような飲酒行動が確認されたのは「17年間で51例、13人のチンパンジー、おとなも子どもも飲みます」とのこと。「 好きなのでしょう」と京大は書いてます

飲酒の起源に関しては、約1000万年前まで遡る説があります。いわゆる「酩酊猿仮説(drunken monkey hypothesis)」ですね。人間と猿の遺伝子配列が変わって、アルコールを分解する能力を獲得した結果、発酵した実も消化できるようになったとする説です。

同じ類人猿でもお酒が呑めるのはヒト・ゴリラ・チンパンジーだけ。ADH4遺伝子の突然変異でアルコールを分解する能力を獲得したのは、オランウータンの系統と枝分かれした時点に重なる、ということもわかっています(詳しい日本語解説はこちら)。

もしかして木から降りて暮らすようになって、地面に落ちた熟れた実を食べてるうちにゲーッとなる発酵した実も混じってて、でも餓え死にするわけにもいかないんで我慢して呑み下していたら、いつの間にかアルコール分解できる強靭な身体になっちゃったんですかねえ…。

今回の研究成果は英国王立協会の「ロイヤルソサエティー・オープンサイエンス」に今月発表されました。酩酊猿仮説のことには言及していませんけど、「こうして人類以外の動物がアルコール(エタノール)を好んで呑むのが確認されたのは今回が初めてだ」とオックスフォード・ブルックス大学の主著者キンバリー・ホッキングス氏はNBCに話しています。

気になる度数は3.1%、酒量は大人で1回だいたい1リットル。強いチンパンジーで3リットル呑むそうです。

video & source: 京都大霊長類研究所 via NBC, Sankei, BBC

(satomi)