ハイパーループの設計コンペ始まるよ

ハイパーループの設計コンペ始まるよ 1

イーロン・マスクとSpace Xが、2016年7月のテストトラックで走らせるハイパーループのポッド設計案を大募集します。参加表明の締切りは9月15日。

ハイパーループは、人間が乗ったサヤエンドウみたいなポッドを低気圧のチューブに入れLA-サンフランシスコ間を30分の超高速でぶっ飛ばす未来型交通。2年前にマスクが発表し、早く作れ頼む!と熱狂的な支持を受けました。

マスクは昨年この構想の白書をオープンソースで公開しています。理論的にはチューブ内では時速1600kmまで実現可能なので、マスクが目指す時速1127kmはコンサバと言っていい見積もりらしいですよ? 熱対策は大丈夫かって言ってる専門家もいますが。

既に実現を目指す民間企業も幾社か現れています。

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飛行機で6.5時間かかるLA-NY間がハイパーループだと2時間45分に!

上図と一番上の絵は、エンジニア100人が集まってクラウドファンドで設立した新会社「Hyperloop Transportation Technologies」とUCLA都市計画建築学部大学院が共同でまとめた報告書(pdf)にあったもの。同社は不動産開発会社と提携し、カリフォルニアの田舎につくる新開発の住宅地「Quay Valley」に8kmのチューブをテスト導入する計画です。もう1社は「Hyperloop Technologies」社。紛らわしいけど別会社です。

マスク自身は全長8kmのテストトラックを作ると1月にツイしてますが、今回のコンペで募集するのは、そこで走らせるハイパーループのポッドの設計案みたいですね。

発表には、こんな進行予定表があるだけで、詳しい募集要項はまだ出ていません。

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応募者が気になるのは、(1)膨大な時間と労力を注ぎ込む見返りに賞金はあるのかどうか、(2)デザインは自分のものとして確保できるのか、それともマスクの白書と同じオープンソースで公開になるのか、ですよね。Space Xにその辺のことを問い合わせてみたら、「詳細は8月に発表するよ」ということでした。あ、そうなんですね、どうも、いえいえ、どういたしまして、ってな調子。

こんなようなものを作る

ちなみにイーロン・マスクが「ハイパーループを開発中」だと報じてるメディア沢山ありますけど、あれは違って、氏は自分でハイパーループつくる予定はありません。技術を応援するだけです。今回の発表でもこんな風に書かれていますよ。

SpaceXのイーロン・マスクもハイパーループ関連企業とはどこも関係ありません。自社でハイパーループ開発は行っていませんが、ハイパーループの試作品開発を早める面の支援はしたいと思っています。

なんせクレイジーなアイディアなので、コンペには民間や大学から応募が沢山の応募が予想され、実用化を進める民間企業も熱い視線を注いでます。まあ、世界中の頭脳が設計の難題を解決できたとしても、建設はまた別次元の難題なので、応募されるみなさまはその辺のことは心してかかりましょうね。

Mario Aguilar - Gizmodo US[原文

(satomi)