グーグルの3Dマッピング技術搭載「Project Tango」はやっぱりすごかった

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去年のGoogle I/Oで発表されたProject Tango、なかなか進展がありそうですよ。

グーグルは、Project Tangoの開発者向けスマートフォンを今年の夏に発売すると発表しました。クアルコムとグーグルがタッグを組んでポケットに入る大きさまでサイズダウン、この不気味だけどハイテクなカメラが常識を覆します。

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新しいTOF方式(Time Of Flight)の距離画像カメラで、カメラの背面に充分な距離が無くてもオブジェクトの「奥行き」を測ることが可能です。以前、Project Tangoのチームメンバーは「Structured Light」方式を採っていると教えてくれました。この方式はマイクロソフトのキネクトと同様、赤外線でパターンを照射し、物体に映ったパターンのゆがみ・ずれをカメラで取得し、カメラからその物体までの距離を計測するというもの。その距離を正確に読み取るのにカメラは複数必要です。

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Project Tangoの開発レファレンス機と、スマートフォン。タブレットの方はカメラ同士距離があります。TOF方式のカメラは、投光した光がターゲットに当たって戻る時間を測定することで、距離画像イメージを取得するんだそう。

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TOFのカメラが実際に動作しているところ。

一方、この開発者向けスマートフォンには、クアルコムのスーパーハイエンドなSnapdragon 810プロセッサーを搭載。ハイスペックだからこそ6.1インチの2560 x 1600スクリーンにも耐えながら、複雑な3Dマッピングの処理にも対応できるのですね。

さて、達の手元に Project Tangoがやってくるのはいつなのでしょうか?それはまだ何とも言えませんが、でもそう遠くない将来手に入れられるはず。グーグルはProject Tangoのデベロッパーコンテストをスタート。これも第一歩ですね。現在韓国LG Electronics製の開発者向けタブレットが販売されており、アメリカの開発者は(約半額の)512ドル(約6万円)から端末を購入することができます。

そしてI/Oの会場ではデモが行われていました。例えば、Tangoのスクリーンを見ながら、ナーフのガンでロボットを打ち倒すデモ。

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別のデモでは、中生代に戻って、恐竜の骨を集めるデモ。

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とっても楽しくてとってもクール!

実際に使えるようになるにはまだまだこれからですけどね。

Sean Hollister - Gizmodo US[原文

(mayumine)