ヤマハとヤマハのデザイン展。演奏しにくい楽器と乗りにくいバイク?

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音楽のヤマハと、バイクのヤマハ。ロゴの見分け方って知ってます?

色だけじゃないんです。「M」の真ん中の谷が、下についているかいないかだそうです(アルファベットが左右対称かどうかも違うそうですが…こちらはわかりにくいかも)。

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先日そんな2つのヤマハ合同のデザイン展が六本木で開催されました。展示されていたのは主に、今春のサンテティエンヌ国際デザインビエンナーレに出展された「project AH A MAY(プロジェクト アーメイ)」の作品。

このプロジェクトは、2つのヤマハがそれぞれのデザインフィールドを交換して製品(コンセプト)をつくるという試みです。つまり、音楽のヤマハのデザイナーがバイクをデザインしたり、モーターのヤマハが楽器をデザインしたりといったことが行なわれたんです。

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例えばこちらは、音楽のヤマハがデザインしたバイク「Root(ルート)」。全体を覆うように乗っかっている流線型のプレート、これがシートなんです。目の前にあった計器類をすべて排除することで、ライダーが風景と一体になるというコンセプト。

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正面お顔はこんな感じです。落ち着いた色使いがいいですね。

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計器は腕時計として着けられます。乗ってみましたが、視界はすっきりしていていい感じ。

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金管楽器のイメージなんでしょうか(想像ですが)。

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こちらも音楽のヤマハがデザインした「0±0(ゼロ プラスマイナス ゼロ)」。これ、電動アシスト自転車だそうです。上の画像はスタンドに停めて充電中の様子。

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バッテリーパックはこちらに吊り下げられています。木の質感が、ゴールドのフレームやレザーのシートにぴったりです。

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でもこれ、電動アシスト自転車なのにどこにもコードとか見当たらないんですが…。どうやって電気を流すの?

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なるほど…バッテリーのカバーのなかに配線が仕込まれていて、フレームの内部と電気的に接触するようになっているみたいですね。

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ライトも小さい。

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ユニットも小さく。最小限までメカメカしいものを隠したっていう感じでしょうか。こんなスタイリッシュな電動アシスト自転車なら欲しいなーと思ったんですが、「市販化はまだまだ難しい」とのことでした。残念…。

そして今度は、ヤマハ発動機が楽器をデザインしたシリーズです。こちらは演奏のデモンストレーションも。

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演奏者の周りを回転する円形のマリンバ「FUJIN(風神)」。

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中に入って演奏する全天球ドラム「RAIJIN(雷神)」。

実際に「RAIJIN」ドラムを体験させてもらいましたが、どこに手を伸ばせばいいのかわからず叩くだけでもけっこう難しい…。どちらの楽器のデモ演奏もかなり練習したんだそうです。

でもこの、アーティストにとって"演奏しにくい楽器"というデザインが生まれたことこそが、デザインフィールド交換のおもしろいところです。バイクのデザイナーがわざわざ"乗りにくいバイク"を作らないように、楽器のデザイナーからは出てこなかったアイディアでしょう。

実用性や実現性から羽を伸ばして、まったく違う頭でコンセプトをデザインしてみる。イノベーションにつながる新しい製品はそういうところから出てくるのかもしれませんね。

source: ヤマハヤマハ発動機

(斎藤真琴)