広島は8月6日を忘れない。原爆投下後、3日で走りだした路面電車が復元される

広島は8月6日を忘れない。原爆投下後、3日で走りだした路面電車が復元される 1

70年前の今日、8月6日午前8時15分広島原子爆弾が投下されました。それは、人類史上初めて、原爆が人に向かって放たれた日でもありました。犠牲者は約14万人とも、その後の放射線による後遺症を含めれば、もっと多くにのぼるだろうとも言われます。

壊滅的な被害を受けた、街と住人。ほぼ跡形もなくなってしまった広島の街ですが、しかしわずかな施設が残りました。そのうちの1つが、広島名物でもある路面電車

原爆投下後わずか3日で動き出し、その翌日には全線で運行を再開したという路面電車は、広島復興のシンボルとも言われています。

そして今夏、当時の車両のモデルが再現され、再び広島の街を走りだしました。

今回復元されたのは、灰色と青の落ち着いた色づかいが特徴的な、653号というモデル。元々1942年に製造された車両で、2006年までは現役として活躍していましたが、70年という区切りを機に、復元されることになったそうです。

653号の運行は8月30日までの土日祝、1日2便限定とのこと。乗車には事前の予約が必要ですので、興味のある方は中国放送のサイトをご覧ください。

2015年の現在、広島は日本で10番目に人口の多い都市となっています。もし何も知らない人がこの街に訪れたら、よもやここに原爆が投下されたなどとは想像がつかないでしょう。

しかしどんなに復興が進んでも、広島はあの日を決して忘れません。そのシンボルとなった、路面電車とともに。

Top image via TopTip News

source: 朝日新聞 via BBC 1 / 2

Bryan Lufkin - Gizmodo US[原文

(渡邊徹則)