Apple MusicはiTunesと別れたほうが幸せかもしれないから、モックデザイン作っておきました

2015.08.10 18:00
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Apple Music、iOSで使ってます?あれはめちゃくちゃイイですよね!デスクトップで使ってます? うっ… そっちはいろんな意味でゴミの山だと酷評されてますよ。その理由の大部分はiTunesとの統合に問題があるからなんだそうです。

さて、最近iTunesに問題が多くなってきてると指摘するユーザーが増えています。The AtlanticのRobinson Meyerさんは先日、iTunesがあそこまでダメだった(iTunes Really Is That Bad)ことを証明するUX(ユーザー・エクスペリエンス)上の失敗を、長文にわたって具体的にまとめています。

また一方、「iTunes Storeのバックエンドは信頼性のない毒入りシチューだ」と語るのはMarco.orgのMarco Armentさん。曰く「私や身の回りでMacを持っている大部分の人々にとって、iTunes Storeと隣り合うものすべてに汚点がある」とか。さらに、Ben Lovejoyさんが示唆するように、Apple MusicとiTunesを分ければ解決するのではないかと考える人まで出てきているようです。

デザイナー兼開発者のAndrew Ambrosinoさんは遊び半分でモックアップを作ることにしたのですが、これはなかなか悪くないんじゃないでしょうか。「Apple Musicが勝つために、僕たちの知るiTunesは死ぬしかない」とAmbrosimoさんは自身のWebサイトで語っています 。「Apple Musicで定期的にMacを使ってる人は、単純にiOSみたいなスタンドアローンのApple Musicアプリを声高に求めています、OS Xの写真アプリみたいに」。


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彼はまず何を変えたのでしょうか? プレイヤーのUI(ユーザー・インターフェース)要素をシンプルにしています。「ナビゲーションバーを1つ最上部に上げて、プレイヤーはアプリの最下部に移動。コンテンツはその間に。そうすると、グリッドの納得性も高まります(本当に比べてみてください!)」とのこと。


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また、多くの不満があがっているMy Musicの機能は次のようにリデザインしています。

My Musicをデザインするのは面白かったですねー。AppleはiTunesのサイドバーで数バージョンも苦戦をしてるんですが、それはセパレート・セクションのグループ・プレイリストにも見受けられます。これが2つの大きな問題を生じさせていますよね。

一つめは、ソング・ビューやアーティスト・ビュー、プレイリストから切り替えるときのコンテンツの見つけやすさ、シンプルさに関する完成度が低い点。二つめは、多くのユーザーは曲をドラッグしてプレイリストに追加できることを知らないんですが、これはドラッグしはじめないとプレイリストが出てこないからですね。UIの見た目をシンプルにしようとする過程で、Appleは余計に複雑化させてしまいました。

そこで、少しだけ変更点を加えています。一つめは、左サイドバーを2階層レベルにして見つけやすさやスピードを向上させ、インタラクションと見た目どちらもシンプルにしたという点。二つめは、このスクリーンから自分がもともと持っている音楽だけに制限されないようにしたという点です。


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すっきりシンプルなミニプレイヤーもあります。


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「Apple Musicはどうしてシェア機能が弱いのかという疑問もありました。このコンセプト・デザインでは、友だちが自分にシェアすることもできるし、自分も友だちの公開プレイリストを見ることができるようになっています」。今でもメールやメッセージ、FacebookやTwitterで共有することはできますが、アプリ内のシェアができるよう画面設計をしたようですね。


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アーティストのディスコグラフィーを掘り下げていくときに使えるダークカラーのテーマも用意。画像は、左上のすみっこにマウスをあわせてズームボタンを押すと、もっとよく見えます。


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アルバム・ビューも焦点がすっきりしてますね。「アルバムビューにしたいときは、ワンクリックです。サイドバーは残ったまま、コンテンツだけ入れ替わります。ワンクリックだから、とても探しやすく、かつ見た目としてもエレガントです」。

もちろん、以前にもお伝えしてきたとおり、人気アプリやサービスをリデザインする独立系のデザイナーの作った作品は、実在プロダクトのダメな部分に恩恵を受けているわけではありません。誰に頼まれたわけでもなく妄想をカタチにしただけですが、こういうのは見ている側も凄く面白いですよね。Ambrosinoさんの説明は完結でモックアップもすっきりしていますし、このひどいデュオを解散させるという彼の事例は注目せざるをえません。モックアップ全体はこちらでどうぞ。


source: Andrew Ambrosino via Techblock

Kelsey Campbell-Dollaghan - Gizmodo US[原文
(Rumi)

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