(きっと)将来の人間国宝、BOME氏の80万円フィギュアがAmazonに登場

(きっと)将来の人間国宝、BOME氏の80万円フィギュアがAmazonに登場 1

そう、フィギュアの造形作家が、人形師・平田郷陽さんのような存在になるような気がしてなりません。

ガチャガチャからアクションフィギュアに大型スケールモデルまで、さまざまなフィギュアを世界中に送り届けている海洋堂。現代の匠が集うその地で、美しい女性フィギュアを紡ぎ続けている1人の造形作家さんがいます。

BOMEさん。彼の手から生まれたフィギュアは国内外で高く評価されており、NHKのETV特集が密着取材したり、カルティエ現代美術財団にも招聘されるほどの「キング・オブ・オタク」。アニメーションやイラストという2次元の世界に住まうキャラクターを立体化することにかけては、世界トップクラスの存在といえます。

そして9月10日12時。そのBOMEさんが原型製作、パーツ整形、塗装に至るまで、すべての行程を1人で行って作った式波・アスカ・ラングレー(ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破)のフィギュアがAmazonで発売されますよ! お値段は税別で80万円!

「中国工場を駆使した、安価なPVC製塗装済み完成品」。こうした手法が可能になったからこそ、我が国では’00年代初頭に爆発的なおまけフィギュアブームが生じ、その後、ハイクオリティーで本格的なPVC製美少女フィギュア(無可動のスタチュー)が続々と世に広まっていきました。

ただし、その後に生じた円安や、天井知らずで高騰化し続けていく生産コストにより、いまや1万円を切るPVC製美少女フィギュアは皆無と言っても過言でない状況へと達しています。製品としてのクオリティーは何ら向上していないのに、ただただ価格だけが上昇し続けていく不健全な構造……こうした現状を打破し、どんなにコストがかかったとしても海洋堂が世に送り出したいクオリティーを維持する方法はほかに存在しないのか? こうした自問自答を繰り返した結果、ことBOME作品に関しては「BOME自身が塗装まで施して仕上げるしかない」というやけっぱちな結論に辿り付きました。

全高約550mm、実質1/3サイズとはいえ、確かに高価です。しかし海洋堂というブランドが、至高の職人に委ねた究極の量産品を作るというチャレンジでもあると考えれば...。

現物も見てみたいですね。秋葉原の海洋堂ホビーロビー東京でも9月10日から販売開始されるとのことで、実際の展示もされるのかも。...いくか!

source: 海洋堂Amazon

(武者良太)